2012年12月31日月曜日

お世話になりました! 2012年

2012年もあと2時間足らすです。
多くの皆さんにお世話になりました。ありがとうございます。

数日前に大学の同窓会名簿が送られてきていて、大掃除の合間に目を通しました。、私のクラスは、ずいぶん名簿の前のほうになっていて、なんだか改めてびっくり・・・です。
そうですよねぇ。もう平成卒も24回になるのですから。

自分ではそれほど時が過ぎたようには思いませんが、年を重ねているということですね。
大学卒業以来、お世話になった方々の顔が思い浮かびました。
いろいろな場面でいろいろな出会いがあり、今があります。
思えば何だか不思議な感じがします。

多くの人にお世話になった分のいくらかでも、だれかの役にたっていれば・・・と思います。

間もなく、2013年です。
新しい年も、よろしくお願い致します。

2012年12月29日土曜日

My Top Ten News in 2012

今年もあと3日!! 年末を振り返るテレビ番組が目白押しです。
大掃除の途中で、一休み。今年を振り返り、私にとっての公的10大ニュースを考えてみました。

1 大学教育GP終了後も地域健康支援ステーションが継続・・・3年間の成果を踏まえ、栄養とともにスポーツ分野の活動も含め進化しています。
2 文科省の科学研究費申請の採択・・・中学生の生活習慣病予防に関する教育プログラムの研究を進めています。
3 長野県栄養士会が公益社団法人としてスタート・・・公益社団法人に求められるものについて考え続けています。11月には祝賀会が開催されました。
4 第2次食育推進計画の策定に協力・・・長野県、長野市、松本市の第2次食育推進計画関連の委員会委員を務めています。
5 松本大学10周年、松商短期大学60周年の周年事業・・・祝賀会も開催されました。記念特別講演会が企画され、初回の講師を担当しました。
6 Sydneyで開催された国際栄養士会議2012に出席・・・9月、研究成果を発表してきました。
7 松本大学大学院の所属に・・・健康栄養学科の学科長はそのまま、大きな変化はありませんが、大学院生と研究のことでディスカッションするのが楽しみです。
8 健康づくりを支援するテレビ番組に出演・・・NBS長野放送と松本テレビのスポット番組に出演しました。
9 新宿高島屋で開催された「大学は美味しい!!」フェアに参加・・・学生の活躍の様子を見守りました。高島屋の社員食堂が興味深かったです。
10 信州ジビエ研究会の監事・・・いろいろ教えていただいています。栄養士の皆さんの意識調査を担当させていただきました。

ほかにも、グループホームでの「昔語りの会」での食生活の聞き取り、「松本いきものみっけファーム」の活動、「健康パチンコ」での栄養情報提供など新しくスタートした活動もありました。
振り返れば、改めて多くの関係者の皆さまに支えられていたことに気づきます。

ご迷惑をおかけしてしまったことも多々ありました。ご関係者の皆様にはお詫びの気持ちでいっぱいです。
反省し、今後に活かしていかなければ・・・と思います。

2012年12月28日金曜日

2012年の仕事納め

通常は、本日、28日が仕事納めです。

松本大学は、今年は27日が仕事納めでした。今日からしばらくの間、大学は閉館となります。
昨夜帰るとき、大学の正面玄関に大きな門松が飾られていることに気付きました。

思い出したことがあります・・・
松本大学の人間健康学部が開設される直前の2007年の1月。
4月からの開学部に備えて着任予定の先生方が集まって顔合わせの会がありました。
顔合わせ会が終わって皆で玄関を出ようとすると、外に飾られていた立派な門松が一つなくなっていました。誰かが持ち去ってしまったのです。大きな門松でしたから、車で来て持ち去ったということでしょう。

以来、松本大学の正面玄関の門松は、一つドアを入った中扉の前に飾られることになったのです。

昨日の朝、車の中で聞いていた番組で、四国などの神社にあるご神木が立ち枯れているというニュースが取り上げられていました。誰かが故意に枯れるようにした形跡があったそうです。その後、それを買い取りたいという木材業者さんからの連絡があったとも伝えていました。
樹齢○百年というようなご神木を枯らそうとするなんて・・・日本でも、そんなバチアタリのことが起きるようになったのかと思うと、なんだか悲しくなりました。

門松を見ながら、頭の中をよぎったことでした・・・。

今日は家で、大掃除や年末のもろもろの仕事に取り組みます!

2012年12月26日水曜日

学生手づくりのケーキをいただきました!!

学生は冬休みに入りましたが、今日はゼミの4年生が数名登校し、皆で管理栄養士国家試験のための学習をしています。
卒業研究発表会も終わり、受験準備に集中できるようになったようです。卒業研究をしっかりやったことで、すんなりと次のステップに移行できたのかもしれません。

先日実施された模試の結果票を返却しました。成績のよかった人、もう一歩努力が必要だった人といろいろいましたが、今日大学に来ているメンバーは、皆、次の模試に向けて学習意欲が高まっているようです。
次の模試で納得のいく成績がでるよう、しっかりね!!

ゼミ生の1名がクリスマスケーキをつくって来てくれ、皆でいただきました。
ラズベリーの酸味と程良い甘さがマッチした、かわいらしくて、おいしいケーキでした。

ごちそうさま!!

脳のエネルギー源も補給されましたね。さあ、もうひと頑張り!!

2012年12月23日日曜日

無事終了!! 卒業研究発表会

ポスター会場の様子
2012年度の卒業研究発表会が滞りなく終了しました。

口頭発表は各研究室から1題ずつ計12演題。ポスター発表は41演題となっていました。私のところのゼミ生は一人1演題としていましたので、一人ひとりが発表に臨みました(頑張りましたね!)。

私のゼミの3年生が
4年生に質問を
していました
実験系、実践系、調査系、社会学系といった幅広い分野の研究発表がありました。いずれも健康栄養学科の先生方のご指導のもとに進めてきた研究です。自分が取り組むことができる研究は1課題ですから、この発表会を通じて様々な視点の研究について理解を深めてほしいと思っていました。
 
最後の講評で述べさせていただきましたが、口頭発表のほうは学生の皆さんからの質問が少なく、少し寂しい感じでした。しかし、ポスター発表会場では同級生・下級生や先生方からの質問等に応え、ディスカッションする4年生の姿が見られました。

私のゼミ生の発表

なんだか誇らしげでした。
入学したての初々しさを思い返せば、成長してくれたものだと思います。

スーツに身を包み、キリッとした4年生・・・卒業の時が近づいてきたことを実感しました。

卒業研究で苦労を乗り越えてきたことを忘れずに、きちんと課題と向き合い、解決策を見出していける社会人になってください。

白衣姿で写真撮影する
実験系のゼミ生
発表会のあとには、ゼミごとに卒業アルバム用の写真撮影が行われました。ゼミの皆がそろうのもあと数回でしょう!

ここからは、管理栄養士の国家試験に向けて充実した日々を重ねていってください。

ともあれ、お疲れさまでした。
1日早いですが、メリークリスマス!!

2012年12月21日金曜日

まだ、無事です!

2012年12月21日は、古代マヤ文明の思想に基づいた「世界終末の日」とのことで、世界各地で、終末思想にとらわれた人々によって、いろいろなことが起きているようです。

本日21日はあとわすかですが、今のところ無事です。よかった、よかった!!

日曜日に迫った健康栄養学科卒業研究発表会で展示するため、ゼミ生が大型プリンターで発表用のポスターを印刷していました。
コンテスト中のクリスマスツリー
大型プリンターのある栄養教育実習室は、1・2時限と4・5時限に授業が入っていました。
この合間を縫って昼休みと3時限のみという限られた時間で印刷しなければならないので、結構、タイトでした。

16:50からは、ポスター会場の準備だったのですが、もろもろの事情で、ポスター展示は発表会当日になったそうです。
こちらは、
ホテルのつりーです。

今日は、夕方から、松本市にあるホテル“ブエナビスタ”で松本大学教職員の忘年会がありました。めずらしいことですが(???)、この忘年会が、今年の私にとっては、最初の忘年会です。

ホテルのロビーには、お客様ほか、いろいろな方々が製作したクリスマスツリーがたくさん飾られていたました。気に入ったものに投票していただく“コンテスト”の最中だそうです。

クリスマスかぁ・・・という感じがしました。この2週間ほど、卒業研究のことで、頭がいっぱいになっていました。

今年ももう10日余りです。
「どうぞ、よいお年を!」という挨拶が交わされる日々になってしまいました・・・。

この1年を振り返りつつ、マヤ暦による新しいサイクルを祝いたいと思います。

2012年12月20日木曜日

卒業研究発表会の準備

いよいよ卒業研究発表会が迫ってきました。
卒研ゼミ生の進捗状況はまちまちです。

健康栄養学科の卒業研究発表会は、各ゼミから1名のみが口頭発表、それ以外の人はポスター発表を行うことになっています。
控えめな人ばかりが集まっている私の卒研ゼミ(???)では、口頭発表の担当者がなかなか決まりませんでした。
私は大枠での意見はいいましたが、だれにするかは学生の決定に任せていました。

先週末にようやく担当者が決まり、今日の昼休みには、ゼミ生の何人かが集まって発表の練習を聞き、皆でアドバイスをしていました(皆、いいですねぇ!)。
私が気がつかないような貴重な意見がでていたようです。

「どうして、私になってしまったのだろう?」と思っていたゼミ生もうれしかったことと思います。

準備が進んでいた人は、大判のポスターも印刷し終わりました。
今年は、私のゼミが総合進行係を務めることになり、その担当者も決まりました。

準備が遅れて気味の人のポスターができあがれば準備万端・・・もう一息です!

2012年12月16日日曜日

タニタの社員食堂健康セミナー

今日は衆院選の投票日です。県内ニュースでは投票率が低いようだと伝えていますが、20歳を過ぎている学生たちは投票所に出かけたかしら?

私は長野の投票所を回ってから、電車で松本に向かいまいた。
松本東急インで「第17回長野県薬剤師会環境セミナー2012」が開催され、株式会社タニタヘルスリンクの管理栄養士である坂本弘美さんの講演会があったからです。

坂本さんは、長野県天竜村のご出身だそうです。

会場は聴講者でいっぱい・・・あちこちで栄養士会の皆さんからも声をかけていただきました。今、社員食堂として注目されているタニタの管理栄養士さんのお話ですので、栄養士の皆さんの関心も高いということでしょう。

演題は、「食と健康について」で、一般の方向けに、健康づくりを進めていく上で、どのようなことを考え、どう行動すればよいのか、わかりやすくお話を進めてくださいました。
その中で、エネルギー量を抑えても満足感が得られるようにと工夫されたタニタ食堂のメニューのポイントなどについてもご紹介くださいました。

楽しく進めていくお話ぶりもたいへん参考になりました。

講演内容とは違った視点で教えていただきたいことがあったので、講演のあとごあいさつに伺い、質問をさせていただきました。
タニタの社員の皆さんが食堂を利用されてダイエットにつながってくるようになるまで、どのようなステップがあったのかお聞きしたかったのです。
今年の卒業生がワークサイトの食堂におけるメニュー提案と栄養教育を卒研テーマとしており、今後も関連の活動を進めていきたいと思っていたからです。

「入社してからのことしかわからないので」とおっしゃっていましたが、いくつかヒントをいただきました。その応用方法を考えてみたいと思います。

講演会のあと、すぐ近くにある丸善によって本を購入し長野にもどりました。松本に丸善が出店したとき少し心配しましたが、結構お客さんが多いようで、安心しました。

2012年12月15日土曜日

卒業研究 ひと区切り

卒論提出の14日金曜日・・・24時を回ってしまいました。

卒業論文自体は、まだ修正可能ですが、1週間後に迫った卒業研究発表会の抄録は、14日中に教務委員の先生に提出することになっていました。
11名の卒研生の中には、「今日頑張らないと!」という人も・・・朝から、未提出の学生が訪れ、あっという間にお昼・・・。

昼食時には、大学院生が開発に関わってきた諏訪湖マラソン“完爽弁当”の試食とアンケートの実施を企画していました。
私もご相伴!

走り終わったランナーに、自分へのごほうびというコンセプトで開発されたレギュラータイプと、一般向きのライトがあり、私がいただいたのは、ライトでした。

想像していたより、ずいぶん“ライト”でした。
左の写真で、割り箸の長さと比べてその大きさがわかるでしょうか? 
“信州らしさ”も、開発時のキーワードのひつととのことで、アンケートではそれを踏まえた質問項目も設定しました。

召し上がっていただいた方々の回答はどうなっているでしょうね? 

午後は会議等が2つあり、19時ころになってしまいました。その後はまた学生のところへ・・・。

最後の一人の抄録作成が終わったのは22時過ぎで、何とか、14日中の提出には間に合いました。
ほっとし、夜のハイウェイを走り、自宅に戻りました。

明日は、管理栄養士国家試験の模試が予定されていますし、来週は卒研発表会用の発表スライドづくりに追われる日々となるのでしょう。

4年生は、今が一番苦しい時かもしれません。

毎年感じますが、これを乗り切ったとき、学生たちは、社会人生活のスタートに向け、成長してくれていると思います。

2012年12月12日水曜日

2012.12.12

講義の資料をつくっていて、今日は2012年12月12日だということに気がつきました。
‘12.12.12です。
こんな並びになることは、100年後までないわけですよね。

ゼミの卒研生が一生懸命、卒研原稿を修正していたり、国家試験の学習をしている栄養教育習室にいって
「ねぇ、みんな、今日は2012年12月12日だよ! 12が3つも並んでるの、知ってた?」というと、
「ほんとだぁ!!」と反応してくれました。
皆、やさしいゼミ生です。(アリガト!)

学習のお邪魔をしてごめんなさい! ねっ!! 

研究室に戻って、皆さんの原稿のチェック作業に勤しみます。
皆さんもしっかりね!

2012年12月11日火曜日

ノーベル賞授賞式とSAKE

10日、月曜日の朝、前夜予想したように雪が積もりました。長野市では6~8cm程度でしょうか?
夜の間に降り積もったフワフワ雪

月曜日は、大学で8時から会議が予定されていたため、6時過ぎに自宅を出発、やわらかく積もった雪の道を走りました。
大学に到着したとき、大学の駐車場はうっすらと白くなっていました。

24時間後の今日、よく晴れあがり、放射冷却で冷え込んだ朝になりました。
溶けきらなかった雪が凍りついて、カチカチ道。こういう日は運転も慎重になります。

朝から、ストックホルムで開催されているノーベル賞授賞式典の様子が報道されていました。iPS細胞の開発で医学・生理学賞を受賞された山中伸弥教授の晴れ姿は、日本人にとっては誇らしくうれしいものです。

冷え込んだ朝、カチカチに凍りついた道路の雪
インタビューに応えて、「マラソンに例えれば、この受賞は折返し点のあたり」と感想を述べられていました。
この山中先生のコメントから、先生の真摯な姿勢と熱意が伝わってきます。

山中先生の受賞で、質の高い研究を進めていくことの価値に気付いてくれた子どもたちも多かったことと思います。
数十年後、このときに感じた思いを胸に秘めて努力を続けた人の中から、ノーベル賞を受賞する研究者が出てきてくれることを期待したいと思います。

授賞式後の晩餐会では、日本酒“SAKE”も提供されたと伝えられています。このような世界が注目する晴れ舞台で、出席されている方々に“SAKE”が振る舞われたかと思うと、こちらもまた、誇らしいことですね。

昨日から本日までの雪の様子に例えれば、昨日のフワフワ雪は「甘口」、冷え切ってカチカチになた雪は「辛口」のお酒という感じがします。

忘年会などの季節となりました。今年は普段はあまり飲まない日本酒“SAKE”を少しいただいてみようかしら?! そうですねぇ、辛口の冷酒がいいかな?!

2012年12月9日日曜日

雪と野沢菜

南天の木に積もった雪
朝起きると、うっすらと雪が積もっていました。

昨日の土曜は大事な用務があって大学に来ていました。本日も入試業務で出勤です。
両日とも寒さが厳しい日でした。まだまだ冷え込みはそれほどでもないのですが、冬の初めはいつも寒さが身にこたえます。

「タイヤの履き替えが間に合ってよかったぁ!」と思いました。
長野インターの入り口では高速道路に入る車のタイヤのチェックが行われていました。
長野から松本に向かって走ると、姨捨のトンネルを過ぎたあたりから雪は無くなりました。
長野と松本で天候が違うことは結構あります。

土曜日には、ゼミの3年生が「いきものみっけファームin松本」のイベントでカレーライスの提供と、そのイベントに参加した子どもたちを対象とした栄養教育をしました。たぶん、エプロンシアターでやったはずです・・・私は、どうしても抜けらない大学の用務があって参加できませんでした。
以前、「いきものみっけファームin松本」の田植えの焼きそば提供のときも参加できず、どうもタイミングが合いません。

その時のことはこちらをお読みください→http://matsu-nhirota.blogspot.jp/2012/05/in.html

昨日の夕方、「学生さんたちは、とてもよくやってくれました」と関係者の方からお電話をいただきました。
うれしいことです!!

さて、我が家にはお葉漬け用の野沢菜が届きました。
ますます、いよいよ冬本番・・・という感じです!!

入試作業などを終えて帰ろうと校舎を出ると、雪が降り始めていました。
高速道路は安曇野インター前でタイヤチェックが行われており、渋滞となっていました。
毎年、何回かあることです。

明日の朝は、雪が積もっているかもしれません。

2012年12月7日金曜日

中学校期のスポーツ活動検討委員会に出席して

「日本海側で猛烈な風が吹いて、いわゆる“爆弾低気圧”が猛威をふるっています」とテレビのニュースが伝えています。昨日は松本も強風が吹き抜けていました。
6日は午後から長野県庁で会議があり、卒業研究論文をまとめている4年生にお詫びし、強い風の中、ハンドルをしっかり握りながら長野市に向かいました。

「長野県中学校期のスポーツ活動検討委員会」の第2回目の会議です。
長野県栄養士会の推薦を受けて委員を務めていますが、1回目は公務で出席できなかったので、2回目にしてようやく会の趣旨を理解することができました。県の教育委員会として、中学校の運動部活動などスポーツ活動に関わる指針をまとめるということで議論が進められていました。

この日の委員会には特別講演がセットされていました。
北野建設株式会社スキー部長で財団法人長野県スキー連盟副会長の荻原健司氏による「私の中学 高校時代の部活動の思い出」というテーマのお話でした。

荻原氏は、1998年に長野市で冬季オリンピックが開催されたときのノルディック複合競技の選手でした。
スピードに乗ってゲレンデを滑り降りるのが大好きだった私が、クロスカントリーをやってみようかなと思ったのは、荻原選手らの活躍に刺激を受けたからでした。
クロスカントリースキーにはアルペンスキーとは違った魅力がありますが、荻原選手たちの活躍がなかったら、私がクロスカントリースキーをすることはなかったと思います。

10年ほど前までは小さな大会で、大人も子どもも混じったレースに出たりしていました。
大人になってから始めましたので、小さな頃からやっていてスキーを滑らせながら坂道を上っていく子どもたちにはとてもかないません。でも、アルペンスキーをしていましたし、子どもたちよりも体重があるので下りになると子どもたちを抜き去り、また上り坂になると抜かれ・・・というレースでした。
下りのカーブを小さくスキーを蹴りだしながら回っていくことができるようになった時はうれしかったものです。
30kmというクラスに出たことがあります。成人しか走れないので、出場選手が少なく3位になりました。1位と2位の方は競技経験のある方で、私のはるかはるか前にゴールしていました。私からあとは趣味でやっている人で、ずいぶん時間差がついてしまっていました。
エイドステーションでバナナを食べたりして休みつつ、前にも後ろにも誰もいないコースを「私はどうしてこんなに汗かきながら、ゼェゼェとスキーを滑らせているのだろう?」と思いながら走ったものでした。
しかし、完走した後の気分はすがすがしいものです。山登りの感覚と似ているかもしれません。マラソンも似ているのかしらと思います。

そんなしばらく前のことを懐かしく思い出しながら、荻原氏のお話を伺いました。
小学生の頃は体操競技をしていらっしゃったそうです。その時のバランス感覚がスキーをするときに役立ったと思うと話してくださいました。
ある時期まではいろいろなスポーツに参加できる環境を整えてあげることが大切なのかもしれません。

また、この検討会の委員である本学のスポーツ健康学科の斎藤茂先生が「スポーツ心理学の立場から」ということで、専門分野からの基調提言になるお話をしてくださいました。
斎藤先生のお話は「栄養教育」で扱う内容と重なる部分があって、お話をうかがう機会にはいつも得るものがあるのですが、この日もいろいろ教えていただきました。

年度内にもう1回委員会を開催し、中学生の部活動などのスポーツ活動に関する指針をまとめていくそうです。

この委員会終了後、車のディーラーさんに伺い、預かったいただいていたスタッドレスタイヤに履き替える作業をしていただきました。自分で履き替え作業をしなくなって楽ではありますが、ディーラーさんとの日程調整が必要でたいへんです。
ともあれ、これで雪が降っても大丈夫です!!

2012年12月4日火曜日

「試食審査」と「食事提案」

12月2日の日曜日は、「『そば』を使った創作菓子・スイーツコンテスト2012」が開催され、審査員として参加させていただきました。この企画は、松本大学が第6次産業推進協議会のメンバーの一員として進めてきたもので、開催は今年が初回というコンテストです。

高校生、大学生が提案した33レシピから、第1次審査で27品に絞られ、当日は、安曇野市の菓子店さんが試作しますと手を挙げてくださった13レシピの作品が並びました。

プロの皆さんがつくってくださっているので、どれもおいしそうです。
つくってくださった方々のお話では、「そば」は菓子づくりをするには難しい食材とのことでした。「『そば』を使うことの価値を示さないと使う意味がないので」というお話はたいへん参考になりました。
試食してみると、なるほど、「そば」の特性を活かしたものをつくるのは確かにたいへんかもしれないという感じがわかりました。

最優秀賞の「そばフィーユ」
それでも「そば」の風味を活かした作品がいくつかあり、その中から松本大学3年生の女子学生が提案した「そばフィーユ(そば粉のミルフィーユ)」が最優秀賞を獲得しました。「そば」の風味が効いたパイ生地と挟み込んだカスタードクリームなどがよくあい、見栄えも素敵な作品でした。

おめでとう!!

試食した作品は全部は食べきることができなかったため、“お持ち帰り”させていただきました。

ごちそうさまでした!!

翌日の月曜日は、テレビ番組の収録でした。
テーマは、「朝食を食べよう!」と「野菜・果物を食べよう!」で、いくつかの食事メニューを提案させていただきました。
料理をつくりながらの収録はたいへん!!
朝9:30にスタートして、13:30過ぎまで使って収録です。3分の番組2本分なのですが・・・??!!

後片付けが終わったのは15時、研究室に戻ると卒業研究原稿を執筆しているゼミの4年生が待っていました。
一人ひとりの原稿にコメントし、研究室の自分のデスクに落ち着いたら、19時近くになっていました。この時間まで自分の研究室の椅子に座っていなかったわ! と、どっと疲れが押し寄せました。

なんだかあわただしい月曜日でした。
卒業研究がまとまるまでは、こんな日が続きます・・・。

2012年12月1日土曜日

2年生対象 研究室紹介

雪が舞い、一時吹雪のようでした❆❆

12月、いよいよ雪の季節到来です。長期予報では、この冬は寒く、雪も多いようです。
覚悟しておくことにしましょう!!

土曜日の松本大学6号館、朝から、健康栄養学科2年生が集合。
2年生は、来年度3年生になってゼミナールに所属します。今日はその選択のための「研究室紹介」の日でした。

ゼミ担当の各先生が、順次7分程度の説明を行いました。私の出番は一番最後・・・ちょっと時間オーバーだったかもしれません、ごめんなさい!

今年はあたらしい試みとして、先生方の説明のあと、各研究室ごとにブースが設けられ、上級生の3・4年生が2年生の様々な質問に応えることになっていました。
私のゼミは、3年生の2名が対応してくれましたが、2年生がいろいろ質問に訪れていたようです。他の研究室の3・4年生もよく頑張っていました。
よい試みだったように思います。

ゼミ決定まではまだいくつかのステップがあります。
毎年、確定までの調整には苦労がありますが、今年は学生主導で進めることになっています。
うまく調整がつきますように!!

午後は、管理栄養士さん仲間が集まっての学習会。
終わると19時になっていました。

雪が気になったので、すぐに帰宅しました。
高速道路脇には少し雪が残っていましたが、路面にはありませんでした。
よかったぁ!

2012年11月28日水曜日

遠隔健康教育実践

毎週水曜日と金曜日は健康栄養学科2年生の「給食管理実習」があり、学生たちが授業でつくった食事が提供されます。
毎回、私たち学部の教員と事務局職員の皆さんは、担当グループが考案した力作メニューをいただくことができます。
本日提供された麺がメインの給食

今日は、めずらしく麺をメインとした“からだぽかぽかあったか献立”(ほうとう風五目うどん、切り干し大根の和えもの、里芋の海苔まぶし、はちみつジンジャーミルクプリン)でした。

麺料理は麺自体に食塩が含まれているので、塩分コントロールが難しくなります。ご飯食のときは、いつも3g前後に収まる塩分ですが、今日は5.6gとのこと。
一方で、エネルギー量は679kcal。エネルギーの観点からは、ヘルシーメニューです。
学生たちは、給食における栄養管理の難しさを感じていることでしょう。

給食をいただいた後、信州大学医学部に向かいました。

今日は信州大学の先生方といっしょに取り組んでいる「青少年の生活習慣病予防のための健康教育実践」の新しいページが開かれる日でした。
信州大学医学部保健学科の先生方が、遠隔健康教育の取り組みを進めてくださっています。
いつもは、活動のフィールドとなっている中学校に出かけて取り組んでいる内容を、今日は、インターネットを介してできるかどうか試行するというわけです。

私たち管理栄養士スタッフは、食育SATシステムで栄養教育に取り組むことになっていました。

ディスプレイに移っている中学校の
養護教諭の先生と話しながら
準備を進めます・・・

先日、その中学校に伺って相談をしてきたのはそのためです。
くわしくはこちらををご覧ください→
http://matsu-nhirota.blogspot.jp/2012/11/4.html 

残念ながら、私は本日午後の講義があり、遠隔教育機器の準備が整い「いざスタート!」・・・という状態のときに戻ってきてしまったので、どのように進んだのか様子がわかりません。
最後まで同席してくれていた本学の大学院生に話を聞くことにしましょう!

健康教育のスタイルも進展しつつあることを実感します。

2012年11月25日日曜日

3連休の最終日―国家試験対策講座No.2―

長野市松代サービスエリアから―鹿島槍ヶ岳―
3連休の最終日・・・

11月11日(日)に続いて、松本大学学生、および、長野県栄養士会の会員さんも受講できるようにと企画した管理栄養士の国家試験対策講座の2回目です。

申し込みをしそびれた長野県栄養士会の会員さんから、今後、開催予定はないでしょうかという問い合わせもあるのですが、今年度はこれが最後です。
申しわけありません!

松本大学から―常念岳―
今日は生化学・基礎栄養学・食べ物と健康の3分野を中心に、濃厚な講義が行われ、学生たちも熱心に聴講していました。

「食べ物と健康」は、食品学、食品化学、食品衛生学、調理学などの各分野にわたる広範囲の内容で、たいへんです。
今日は主たるポイントと学習の仕方について、教えていただいたように思います。

あと4カ月、あせらずに学習を積み重ねていってほしいと思います。

松本大学から―北アルプス遠景―
1日会場に詰めていましたので、私にとっても、基礎系の学問分野に関するよい学習の機会となりました。

今日はとても澄んだ空気で、雪の北アルプスの眺めがすばらしく、清々しい気分になりました。

長野市からも北アルプスは見えますが、松本平に入って眺める山々は、はやり迫力が違います。

北アルプスの麓にいることのうれしさを感じる瞬間です。

2012年11月24日土曜日

大根!だいこん!ダイコン! 

信州では、本格的な冬が訪れる前に、漬け物の漬け込み準備が進みます。

野沢菜漬けのお菜洗いはもう少し先ですが、我が家にも漬け物用の大根がたくさん届きました。
洗ってから干し、水分含有量を減らしてから漬け込みます。

冬場に生鮮野菜が無くなってしまう地域では、漬け物は大切な野菜摂取源だったと思います。

私が子どもの頃は、たくさんの大根を軒下に“すだれ干し”にしたものですが、最近は漬ける量が少なくなったので、我が家では「すのこ」の上に並べて干します。

ずらっと並んだ大根を見ていると何だか微笑ましくなりますね!

学生などに聞くと、発酵食品である本格的な漬け物は苦手という人が多くなりました。

塩分摂取を減らすために、とかく悪者にされてしまう漬け物ですが、私は、信州からこの家庭で漬け込む発酵食品文化が消えてほしくはないのです。

植物性乳酸発酵食品としての機能性もあると思いますし、何より、漬け物のつけ込みから食卓風景に至るまで、家族の情景があるように思うからです。

皆さんはどうお考えですか?

えびす講の花火!!

今週末は3連休です! めずらしく最初の2日は長野にいることができそうです。

23日は午後から、長野市のホクト文化ホール(長野県民文化ホール)で開催される日本病態栄養学会「市民公開講座」に行こうと決めていました。

講演が3つ。いずれも参加し甲斐のあるご講演でした。

講演1は、信州大学大学院医学系研究科教授 本郷実先生の「「こどもの頃からの生活習慣病を考える」でした。
本郷先生とは、同じ研究会で、中学生への健康教育実践や共同研究を進めさせていただいています。これまでの研究成果に基づいたお話から、今取り組んでいる研究に対する多くの示唆をいただくことができました。改めて、先生の若年期からの生活習慣病予防にかける熱意を感じました。

講演2は、女子栄養大学教授 上西一弘先生の「骨太人生を送ろう―骨粗鬆症にならないために―」でした。
上西先生は、ゆっくりとした語り口で、わかりやすく骨を豊かにする必要性や日常生活で心がけることについてお話しくださいました。内容とともに、インパクトのあるお話しぶりも大変勉強になりました。
花火を撮るのは難しいです!
本当はもっとずっときれいです。

講演3は、聖マリアンナ医科大学教授 田中逸先生の「今日からできます、血糖値を良くするポイントとコツ」でした。
臨床の場でのご経験と理論に基づいて、血糖コントロールのために心がけるべきポイントをまとめてくださいました。聴講者が「さっそくやってみよう!」と思って帰ってくださるに違いないと思える素敵なご講演でした。

栄養士会仲間の皆さんにもたくさんお会いし、「いい時間を過ごしたなぁ!」と思いながら、自宅にもどって暫くすると、長野えびす講煙火大会の花火が上がり始めました。
このような初冬に花火大会があるところはあまりないのかもしれません。長野市のえびす講の花火は今回が107回目だそうです(100年以上前からやってるんだ、びっくり!)。
子どもの頃から、この煙火大会の頃になると、冬になったんだなあと思ったものです。

私が子どもの頃は裾花川の河原で行われていて、家族で花火見物に出かけたものです。

現在は犀川の河川敷が会場となっています。打ち上げ花火とスターマインの上の方は、私の家からもなんとか見ることができます。

河原はきっとにぎわっていたことでしょう!!

2012年11月22日木曜日

卒研のまとめへスパート!4年生

松本大学健康栄養学科では、卒業研究論文の締め切りを12月中旬としています。年明けの1月以降、管理栄養士国家試験の受験準備に集中してもらうためでもあります。

卒業研究のまとめに向けて、4年生はアクセルペダル全開!!
講義や会議のない時間帯は、ゼミの4年生から声がかかります。
今年の4年生は人間健康学部の3期生ですが、昨年も一昨年度も、この時期は同じようなあわただしさでした。
・・・というわけで、卒研指導以外の仕事がなかなか進みません。

今日は、来週実施することになっている研究チームの新しいプログラムについて打ち合わせる必要があり、給食管理実習で2年生がつくった昼食をいただいてから、研究に協力していただいている中学校へ出かけました。

中学校に到着!! 
標高が600mを超えることを示す石碑があり、校門の脇には見事な紅葉の植え込み・・・思わず足がとまりました。

中学校の養護教諭の先生、家庭科の先生とお会いして、打ち合わせをさせていただきました。

打ち合わせが終わって、大学に戻ると、4年生が待っていました。
お待たせして、ごめんなさい!!

2012年11月18日日曜日

学校給食献立コンクール

皆さんの記憶に残る学校給食献立とは、どのようなものですか?

今日は日曜日ですが、松本に出かけりました。
長野県学校給食会主催の平成24年度「学校給食に地場産物を活用した献立コンクール」の第2次審査に審査委員長として出席するためです。

このコンクールは平成23年度から実施されていて、今回が2回目となります。

会場は松本市調理師製菓師専門学校。

開会式から、参加10校の学校栄養士さんと調理員さんが調理作業着に着替えて並んでいらっしゃいました。頭髪もすっかりカバーされていたので、どの方がどなたなのかがよくわからない状況・・・学校給食現場で調理作業に携わる方々は、いつも、こういう身支度で給食づくりをしてくださっているわけです。
 
この2次審査に進まれたのは、応募数60校以上の中から、書類による1次審査の結果選ばれた10校の方々です。
開会式の最後にアピールタイムが設けられ、この時点から皆さんの給食への思いが伝わってきました。さすが、2次審査に残られたチームです。

調理時間は60分。いつもの調理作業環境と異なり、やりにくいところがあったと思いますが、皆さんテキパキと動かれ、時間内に作業を終えてくださいました。

審査は、出来あがりの状況だけではなく、地域食材の利用状況、給食としての普及性や教材としての価値などの観点から行いました。いろいろな立場の審査員がいらっしゃり、それぞれの視点で審査していただきましたが、どれも入賞させてあげたいと思える優秀な出来栄えで、僅差の判定となりました。

審査員の方々からは、作業中の熱意や集中力に驚いた、子どもたちの体や心の成長を願って献立を作成し、調理をしてくださっていることがよくわかった・・・など、とてもうれしいコメントをいただきましたので、審査委員長の講評ではそのコメントを皆さんにお伝え致しました。

入賞された皆さん、どうぞ誇りをもって、ますますご活躍ください。

このコンクールが長野県の学校給食の質の向上と、学校における「食に関する指導」の推進に貢献するものであってほしいと思います。

コッペパンと脱脂粉乳を中心とした給食をアルマイトの食器で食べてきた私の世代。
その時代には、その時代なりの精いっぱいの給食提供がなされていたのだろうと思いますが、今の子どもたちは、こんな思いが詰まった素敵な給食を食べることができて幸せですね!!

2012年11月15日木曜日

第2回目の「昔語りの会」

先月から、高齢者の福祉事業を進めている創生活環境運営の好例者くらぶ「昔語りの会」に参加しています。

先月の様子についてはこちらをご覧ください→
http://matsu-nhirota.blogspot.jp/2012/10/blog-post_3.html

高齢者の皆さんが積み重ねてきた食生活について、「昔語りの会」で語っていただき、整理してj介護の現場等で活かすことができればいうことで始まったのですが、まとめ方は難しいなあと思っています。

今回は、私が進行を務めさせていただくことになり、「新米」というキーワードから話題を膨らませていただきました。

最初に出てきたのは「芋汁(とろろ汁)」でした。「新米といえば、芋汁がないとねぇ!」との声。
私には、意外な発言でした。地域性かもしれません。

続いて、栗ごはん、お祭り、野菜、漬物など、次々とキーワードがつながっていきました。

ホワイトボードからあふれんばかり・・・。

皆さんは、どんなキーワードが思い浮かびますか?

う~ん! まとめはどうしましょう??

2012年11月13日火曜日

マイカーとフクロウとセイコガニ

毎日通う高速道路沿いの里山は、紅と黄の錦・・・。帰路は暗くて何も見えないのですが、朝の通勤時はその風景を楽しむことができます。

昨日、マイカーは走行距離が4万kmを超えました。昨年の9月25日が納車日だったので、1年と2カ月足らずで・・・です!
毎日、長野と松本を往復しているので仕方ないのですが、ちょっと悲しくなります。

「これからもしっかり走ってね!」と、ねぎらいつつ、ちょうどODOメータが40000を示したところで停車したので、写真をパチり!!

今日の話題は“フクロウ”です。
皆さん、フクロウを間近でご覧になったことがありますか? 私、今日、見たんです!!!

朝から学内にはフクロウの話題が飛び交っていました。なんでも本学情報センターの前にいたのだそうです。
松本大学の周りには大きな木があるお屋敷がたくさんあるので、そのどこかに巣をつくっていて、それが、大学のガラスにでもぶつかったのかもしれません・・・という話でした。
夜行性のためか、おとなしく情報センターの応接室に保護されていました。

私も会いに行ってきました。
目を閉じて寝ているようでしたが、しばらくすると、なんと片目を開けてくれたのです。その前に見た人も、その後に見た人も、ずって眠っていたということです。
この時だけなぜが目を開いてくれたなんて・・・フクロウも人を見る目があるのかしら(ウフフッ!)??? 

濃紺のなんともつぶらな瞳です。なぜか、片目を閉じてウインク状態です。やはり何かにぶつかったのでしょうか?
 夜には放してみるということなので、これで“さよなら”ですね、きっと、“しっかり羽ばたいてね”。

次はセイコガニの話題です。
福井から届いたらしいセイコガニをいただきました。
越前のセイコガニは有名なようですが、私は初めていただきました。

ズワイガニは、越前(福井)ではオスをズワイ、メスをセイコと呼ぶのだそうです。セイコというのは、背に子を持っていることからついた呼び名だそうです。
甲羅に抱える卵やミソがおいしく、高級珍味とのことです。

「食べ方はネットで探すと出ています」と教えていただき、教えていただいたようにしてありがたくいただきました。
いままでいただいたカニとは異なり、卵の部分がさすがにおいしく、その食感も楽しみました。
隅々まで食べつくし、海の国の食べ物に感謝!! ごちそうさまでした。

2012年11月11日日曜日

冷たい雨の日曜日

今朝、高速道路から見た北アルプスの北部は、かなり白く雪化粧していました。立冬が過ぎ、雪の季節が近づきつつあります。
いつ車のタイヤをスタッドレスに変えるか考えないといけません。この季節になって頭の片隅におかれるタイヤのはき替えは、結構、気が重い事案です。

この週末は土・日曜日とも大学におりました。
土曜日は、AO入試、日曜日は管理栄養士受験のための対策講座でした。

今年度初めて、外部業者による受験対策講座を開催することにしました。長野県栄養士会の会員の中で受験を考えている方々にも受講していただく講座を開催できればと考えてのことでした。

3・4年生の学生と栄養士会会員を合わせて60名ほどの受講生が熱心に授業を受けていました。
私は、最初の挨拶をして少し様子を見たら研究室に戻ろうと思っていたのですが、結局、1日しっかり学習してしまいました。

今日は、「人体の構造と機能および疾病の成り立ち+臨床栄養学」についてでしたが、重要ポイントに絞って分かりやすく伝えていただいたように思います。

学習は楽しいものです。受験生ではないという気楽さのためかもしれません。
4年生は4カ月後に迫った試験に悔いのないように臨んでほしいと思います。

講座が終わる頃、外は冷たい雨になっていました。結構大降りです。
高い山々は雪でしょうか?

2012年11月9日金曜日

長野県栄養改善学会2日目と大学祭打ち上げ会

昨夜は懇親会の後、新幹線で長野に戻り、今日はまた新幹線で軽井沢に向かいました。
昨日は暗くて気がつきませんでしたが、今朝は、軽井沢駅からスキー場の雪が見えました。スノーマシーンによる人工雪だと思いますが、ゲレンデは真っ白でびっくりしました。

毎年「今年こそは久しぶりにスキーを楽しみたい!」と思うのですが、なかなか実現しません。私、実はスキーが大好きなのですが・・・。
今シーズンはどうなるでしょう?

駅員さんに、「シャトルバスが来ますよ」と言っていただいたのですが歩くことにして、開店前の閑散としたアウトレットを通ってプリンスホテルに向かいました。凛とした朝でした!

午前中は、各職域事業部の「公益事業の推進について」の分科会と全体集会が行われました。
私の所属する「研究教育事業部」は、本日の出席者が本学非常勤講師でもある宮本由香先生と二人きりでしたが、とても有意義な話し合いができたと思います。宮本先生、ありがとうございました。

午後は、公益財団法人日本対がん協会会長の垣添忠生先生を講師に迎え、「がんと向き合って生きる」というテーマの講演会が開催されました。これは長野県栄養士会公益法人化の記念公開講演会として企画されたものです。
講演される垣添忠生先生

垣添先生のがん予防にかける熱意がひしひしと伝わってくる講演会でした。

今年の長野県栄養改善学会も無事終わりました。

片付けもそこそこに車で松本に向かいました。
今日は、大学祭で今年初めて行われた「大学は美味しいカフェ」に関わった学生と教職員の打ち上げ会が予定されていたからです。

にぎやかな打ち上げ会でした。

学生たちにも話しましたが、“恒例”といわれるものにも必ず、「初」や「はじめ」があります。
私は、大学教員として、立ち上げから“恒例”になるまでを見届けてきた学生活動を何度か見てきました。
このカフェが来年へと引き継がれるのかどうかは未定ですが、私のそんな体験の一つに加わればいいなあと思います。

スタッフとして関わった学生の皆さん! 皆さんが創始者になるかもしれませんが、今年は急な話で走りながら考え、準備するというような状況で、たいへんでしたね。

お疲れでした!!

2012年11月8日木曜日

第35回長野県栄養改善学会

 終盤に入りつつある紅葉の浅間山麓をドライブしながら、軽井沢プリントホテルに向かいました。

軽井沢プリンスホテルで、長野県栄養士会主催の第35回長野県栄養改善学会が開催されることになっていたからです。向かう途中、すばらしいロケーションがたくさんあったのですが、車を運転していたので、シャッターチャンスを逃してしまいました。
画像を映しているのではありませんよ。
ホールのスクリーンが上がりカーテンが開くと、
紅葉したホテルの中庭が見えたのです。素敵でしょ!!
しかし、会場に着くとそれをカバーしてくれる景色が待っていました。スクリーンが上がり、カーテンが開くと、ホールの大きな大きなガラス窓越しにホテルの庭の紅葉の木々が見えたのです。
思わず、歓声が起こりました。

加えて、とてもうれしいことがありました。
学会には長野県栄養士会の会員が出席しますが、松本大学健康栄養学科を卒業した1期生、2期生数名が挨拶に来てくれたのです。
前任校の卒業生から声をかけられるのはいつものことですが、本学の卒業生もこうして来てくれるようになったのだと感慨ひとしおでした。
伝統というのはこうして作られていくのだと思います。

今日は何とも出番が多く、まずは開会式で、栄養士会が地域の栄養改善に尽力された皆様に差し上げる「長野県栄養改善賞」の選考経過についての説明、午前中にセットされていた講演会の講師紹介と講演後のお礼の言葉、研究発表会の分科会座長、自分の研究発表、そして、学会後に行われた公益法人化記念祝賀会では、ご来賓の紹介などの役を務めました。

研究発表は準備が整わず、ぶっつけ本番でしたが、なんとか終わりました。松本大学からは6演題の発表があり、参加していた卒業生も誇らしかったのではないかと思います。

祝賀会には、長野県の加藤さゆり副知事、軽井沢町の藤巻進町長、日本栄養士会の小松龍史会長、中村丁次名誉会長などがご出席くださり、晴れやかな会となりました。

最後に大役が残っていました。最終盤で長野県栄養士会ために万歳をしていただくのを受けて、園原規子会長の発声のあと、私が返礼をすることになっていました。
今日の役の中で最も気の重い役でした。そんなことには不慣れなためです。

一本締めで終わりにすることに決めました。
この役も無事務めることができました。

「よぉーっ! ポン

2012年11月7日水曜日

師走になる前の“走り”

師走までは、まだ半月以上ありますが、今日は1日、学内を走りまわっているという感じでした。

NBS長野放送の「健康!いきいきライフ」という番組の収録が9:30から予定されていましたが、その前に教職をとっている学生との打ち合わせがあり、それがあわただしい1日のスタートでした。

テレビ番組の収録は、料理をつくりながらていねいに撮影していくので時間がかかります。短時間の番組をつくるのもたいへんなことなのだと実感します。
終わったのは、13時半過ぎだったでしょうか?
何だか、疲れました!

つくった料理の試食と4時限目の授業の準備を並行で行い、何とか間に合いました。
おなかに入れることができたものが野菜中心の料理だけだったので、講義中はなんだかフラッとするような・・・気がしただけかもしれません。

講義が終わった後、会議が予定されていましたが、その前に大事な報告をうかがっていたら、会議の時間に遅れそうになり、階段を駆け上がりました(軽やかに!!ではなかったと思います)。

会議が済んだあと、社会人の大学院生と授業の打ち合わせを予定していたので、資料を準備して講義室まで、またまた小走りに向かいました。
駆けつけた教室は暗く、「あらっ!」という感じでした。連絡が不十分で、大学院生は今日だとは思っていなかったようです。来週に持ち越しになりました。
何だか、疲れました。

でも、まだまだ仕事が残っていました。

明日から長野県栄養士会が主催する学会への出張で不在となるため、ゼミの学生に頼まれた卒業研究の活動用ポスターを印刷しつつ、午前中の撮影の後片付けの続きをしました。

20時半を過ぎてしましました。

明日からの学会では、 開会式で長野県栄養士会副会長としての出番があるので、そのための準備、自分の学会発表の準備、座長を務める分科会の発表原稿のチェックなどをしなければなりません。

大学でやらないといけない部分をなんとかこなしで、帰宅することにしました。
自宅に戻ってからも仕事を継続中です・・・・。

長野県看護研究学会と食育推進計画

昨日、松本市のキッセイ文化ホールで開催された長野県看護協会主催の長野県看護研究学会に伺ってきました。
長野県栄養士会会長の代理で開会式に出席したのです。

キッセイ文化ホールを貸し切っての開催で、700人ほどの参加者、口頭と示説を合わせて66の発表があるというお話でした。
今週8~9日の予定で長野県栄養士会の長野県栄養改善学会が軽井沢で開催されます。
規模が違うなあと感心しておりましたら、看護協会の三輪会長様が、会員数はともかく栄養士会の活動はきちんとしていますねとおっしゃってくださいました。
うれしい言葉でした。

午後には長野市保健所に行かなければならなかったのですが(長野市の自宅から松本市のホールに来たと思ったら、また長野市に戻らなければなりません!)、時間に余裕があったので研究発表を聞かせていただきました。
研究テーマの設定など参考になるものがありました。

長野市保健所では、長野市食育推進審議会委員長として、市政に関するテレビ番組の収録に臨みました。
間もなく、食育推進計画についてパブリックコメントをいただくことになっているのですが、その前に、市民の皆さんへ食育推進計画についてアピールすることになったようです。

たくさんの市民の皆さんに食育推進計画案をご覧いただき、意見を寄せていただければと思います。

今、委員として関わっている食育推進計画としては、ほかに松本市と長野県のものがあります。どちらも間もなくパブリックコメントをいただく段階になると思います。

たくさん、ご意見が寄せられますように!

2012年11月3日土曜日

学校給食のソフト麺

ソフト麺は、1960年代に関東地方を中心に学校給食メニューとして広がっていったといわれています。
給食で食べたソフト麺が懐かしいという世代も多いのですが、私は残念ながら学校給食でソフト麺を食べた記憶はなく、学校給食審議会委員になったときに初めていただきました。「ビニール袋に入った個別包装の麺を袋の上から二つまたは四つに分割してソースに絡めたり、汁の中に入れたりして食べるのです」と教えていただき、「へぇ~!」とう感じでした。
正式には「ソフトスパゲティ麺」と呼ばれるそうです。

今日は、そのソフト麺をたくさんいただきました。レトルトのカレーやミートソースにからめて食べるとおいしいと勧められたのですが、家にはそういうものの在庫がなく、明日以降の楽しみにしましょう!

学校給食といえば、学生たちは、実践栄養学関係の科目で「学校給食は、山形県鶴岡町私立忠愛小学校で貧困児童を対象にし、昼食を与えたのが始まり」と学習します。
山形県の鶴岡市を通りかかった折に、この学校給食発祥の地を訪ねて以来、なんだか山形県にほのぼのとした気持ちを持っていました。

平成23年度まで、文部科学省からの補助金をいただいて進めてきた大学教育GP「食の課題解決に向けた質の高い学士の育成」事業の中で、山形県とのご縁が深まりました。

生ゴミ堆肥化を通して土と農業と地産地消の循環をつくった山形県長井市から菅野芳秀さんをお迎えして、講演会・シンポジウムを開催しました。菅野さんのお人柄に触れて、ますます山形県が大好きになりました。

久しぶりに菅野さんからメールをいただいた後、ソフト麺をたくさんいただいたので、学校給食の歴史に想いが至ったというわけです。

今は、学校給食大好きという子どもたちが多く、うれしいことです。

2012年11月2日金曜日

松本大学創立周年事業の公開講座

昨夜、 松本大学創立10周年・松本大学松商短期大学部創立60周年『記念公開講座』主催:学校法人松商学園 共催:信濃毎日新聞社)の第1回目の講座が開催されました。

全体テーマは、「21世紀の長野を展望する」です。
8回シリーズで予定されていますが、なんと、私が1番バッターです。
会場は、長野市にある長野バスターミナル会館でした。

開講の挨拶もあるということで住吉学長、小倉局長ほか事務局の皆さんが4名も参加されていて、なんだか変な雰囲気です。

会場にお越しくださった皆様も背広姿の男性が多く、いつもとちょっと異なります。
普段の講演会場には、女性の参加者が多いので。それでも、いろいろなところでお世話になった女性の皆さんから挨拶され、なんだかほっとしました。

私が設定したテーマは“家食(いえしょく)パラダイス ~「食べること」と「健康づくり、地域づくり」との素敵な関係~” です。健康長寿の長野県における食生活の現状と課題、今後に向けた私なりのメッセージなどをまとめることにしました。

このところの定番となった泥縄対応で、なかなか話の組み立てが決まらず、当日の午前中にやっと資料ができあがりました。いろいろ考えて新しい題材も加えたつもりですが・・・。

睡眠不足の上に、18時からの講座ということで、お腹がすいてパワー不足。
学生には時々話すのですが、講演の良し悪しには、聴講者の反応が大きく影響します。その日ご参加の皆さんのなかには、うなずいてくださったり、問いかけに答えてくださる方がおられ、とてもありがたいことでした。

無事、終了。お世話になった皆様、ありがとうございました。

来週以降も毎週木曜日に同じ会場で、本学各学科の先生方による多様なテーマの講座が開催されます。お時間のある方はどうぞ足を運んでください。

2012年10月30日火曜日

木曽駒ケ岳の雪化粧



雪化粧した木曽駒ケ岳
中央アルプスの木曽駒ケ岳がうっすら雪化粧していました!

木曽郡内の保育園で働いていらっしゃる保育士・栄養士・調理員の皆さんの会である「給食研究会」に出かけました。

食育に関する講演を頼まれたのです。

3年生のゼミを終えてから、気持ちのいい青空に映える紅葉・黄葉の山々を眺めつつ、木曽駒高原の麓にある「駒っ子ホール」という会場へと車を走らせました。

会場脇の駐車場に車を停めてふと見上げると、雪化粧をした木曽駒ケ岳が見えました。
高い山々から冬が降りてきつつあります。
30名ほどの皆さんが熱心に聞いてくださいました。食育指導計画を持っている園が多いようでしたし、木曽郡の各地域は、保育園から中学校・高校まで一貫した食育を展開することが可能な地域ですので、そのつながりを活かしていってほしいと思います。

最後に保育園の園長先生が小学校との連携を密にしたいとおっしゃってくださり、私にとってはたいへんうれしいお礼の言葉をいただきました。

終了後、松本歯科大学大学院の歯科セミナーにお邪魔しました。

食事調査でいっしょに研究をさせていただいたり、ご指導いただいたりしている東京大学大学院の佐々木敏先生の講演が予定されていたからです。

佐々木先生には、先日の日本公衆衛生学会でお会いしたばかりでした。今回の講演は歯科領域と栄養疫学のコラボレーションに視点を置いたお話で、得るものの多いご講演でした。

佐々木先生を招聘された松本歯科大学歯科衛生学分野の牧茂先生は、信州公衆衛生学会の理事としてお世話になっている先生です。

そんなこともあって、講演後、松本歯科大学キャンパス内にあるフレンチレストランで開催された食事会にも参加させていただきました。

歯科分野の先生方と懇親を深めることができ、私の分野に活かすことができる歯科の先生方ならではのコメントをいただきました。

実り多い晩秋の1日となりました。

2012年10月28日日曜日

信大シニア&長野ウェルネス大学の調理実習講座

年に一度やってくる嵐のような調理実習が終わりました。

以前にも紹介したことがある信州大学教育学部が主催している「シニア健康講座:運動とコミュニケーションが脳を鍛える 」に関わっています。その講座の修了生が継続参加できるようにと長野ウェルネス大学という組織を立ち上げています。
 
今日はその共同講座の「調理実習」の日でした。

長野県健康づくり事業団管理栄養士の小林泉江さん、松本大学地域健康支援ステーション管理栄養士の石澤美代子さんと私と3人で担当しています。受講生には「3姉妹が担当します」なんてご挨拶しましたが、私のみ、年は離れていますし、分担する役割もわずかです。
お二人の企画に乗せていただいているだけというのが正直なところです。
 
毎年テーマを設定していますが、今年はお二人が考えてくださった「信州を味わい、環境を守る」というテーマで、無洗米のごはんのほか(洗米の水を節約するという意味があります)、長野県の食材をそろえた4品をつくっていただきました。
 
地産地消、旬産旬消で環境にやさしい献立にしたり、なるべくゴミを出さないようにと工夫されたレシピです。
 
毎年使わせていただく長野市北部にある清泉女学院大学の調理実習室は、レシピの説明が終わって調理実習に移ると戦場のようになります。調理作業をしながらコミュニケーションをとっていただくのも趣旨の一つですから、この現象は喜ぶべきことです。
また、皆さんが楽しくそうに取り組んでくださるのが、私たちスタッフの励みにもなります。
 
試食の時間…「お味はいかがでしたか?」
食塩摂取量に配慮した味付けを体感して、それぞれのご家庭での味付けを振り返っていただく機会にしていただければとお話させていただきました。
 
お世話になった皆様、そして、受講生の皆様、ありがとうございました。

2012年10月27日土曜日

技能五輪ふれあいフェスタ in 松本

長野県で第50回技能五輪全国大会が掲載されています。
技能五輪全国大会は、全国の原則23歳以下の青年技能者が技能レベルを競う大会…だそうです。皆さん、ご覧になったことがありますか?

今回の長野大会は、松本市と諏訪市に分かれて実施されています。
松本会場には、やまびこドームエリア、キッセイ文化ホールエリア、長野県松本技術専門校エリアの3会場があり、それぞれの会場ごとに「技能五輪ふれあいフェスタ in 松本」が開催されることになっています。

松本市支援委員会事務局から打診があり、やまびこドームエリアで週末の10月27日、28日に実施される「ものづくり体験フェア」に参加させていただくことになっていました。

かわしい小学生の女の子たち。将来
お姉さんたちのように管理栄養士を
めざしてくれるかもしれません!!「
松本大学の健康栄養学科を卒業した大学院生2名と私のゼミの3年生4名と私で、「食育SATキャラバン隊」を構成し、ブースを担当させていただきました(27日だけですが)。

気持ちのいい秋晴れの1日。やはり日頃のおこないがいいということでしょうか?

今回のSATブースには、スーツ姿の男性、建設業関係者、関西弁の方など、いつものイベント会場とはちょっと雰囲気の違う皆さんが訪れてくださいました。技能五輪全国大会の関係者もいらっしゃったと思います。

私が作製した風呂椅子、
といっても私は釘を打っただけです。
「すごく面白くて、参考になるねぇ!」と、仲間の皆さんを引っ張ってきてくださる方もいらっしゃいました。

子どもたちも本物にみえるフードモデルに興味をもって、2度3度とチャレンジする子もいました。熱心にやっている子どもたちの姿はいいですねえ! 何かが知識として残ってくれるといいなあと思います。

学生たちは慣れたもので、私がいなくてもちゃんと対応してくれていました。頼もしい限りです。
私は、隣にあった松本大学茶道部のお茶席で抹茶をいただき、木工製品を自分でつくるブースでは、桐の風呂椅子をつくり・・・楽しんでしまいました。

競技会場を訪れた阿部知事も立ち寄ってくださいました。説明役を務めた大学院生は、最初は知事さんとは気がつかなかったそうです。それほど、スーツの男性が多かったのですが、知事とわかった後もきちんと対応していて、落ち着いたものです。

感心してしまいます!

お客様が少なくなったところで、やまびこドームのなかの技能五輪競技会会場に行ってみました。
左官、家具、建具、建築大工、美容、理容の各部門に出場した選手の皆さんが、課題に取り組んでいました。


皆、23歳以下とは思えない職人ぶりで、なんとも頼もしい限りです。「ものづくり」っていいですね。私にはできないことなので、その姿に感動!!! でした。

こういう技能をもっている方たちが、日本の製造業を支えていってくださるのでしょう!

選手の皆さんに心からのエールを送りたいと思います。


2012年10月26日金曜日

第71回日本公衆衛生学会総会に参加してきました


山口県山口市で開催された第71回日本公衆衛生学会に参加してきました。

日本学校農業クラブ全国大会「プロジェクト発表会」の審査が終わってから松本を出発し、大阪に宿泊した後、翌25日は6:50発の新幹線“さくら”に乗車し、一路、秋の気配が濃くなりつつある山口へです。

山口には以前、研修会に参加するため伺ったことがあります。そのときも感じたのですが、幕末から明治にかけて日本の国を動かした人々を多く輩出した山口県には、なんとなく畏敬の念を持っています。

今回の学会の開催は、10月24日から26日まで。メインテーマは「健康リスクへの先見的対応の展望と公衆衛生の課題」となっています。

今週は予定が立て込んでしまっていたので、一旦出席をあきらめたのですが、25日に開催される自由集会に参加したかったので、少々無理をしました。
それでも25日はシンポジウム、フォーラムなどのプログラムに参加することができました。
これまで日本ではあまり研究が進められてきていなかったと思いますが、公衆衛生的視点からみた食・栄養学分野でも、社会経済学的要因が重要視されてきていることを実感した学会となりました。

25日の自由集会は山口ではなく宇部で開催されることになっていたため、2時間弱かけて宇部に移動しました。同じ調査ツールを使っている皆さんとの自由集会での情報交換は、やはり有意義でした。無理して出かけて来た甲斐がありました。

26日は、朝、たまたまお会いした日頃からお世話になっている先生から、院生がポスター発表をすると伺い、そちらに足を運んでみました。
とても興味深い研究でした。松本でもそれを参考にして新しい取り組みをしたいと思いました。その内容は・・・もう少し私の頭のなかでクリアになるまで待っていてください。

来年の日本公衆衛生学会の総会は、三重県で開催されるということです。

2012年10月24日水曜日

日本学校農業クラブ全国大会「プロジェクト発表会」終了

「どっこいしょ!」と持ち上げなければならないほど分厚い
活動記録簿…内容も盛りだくさんです。
昨夜から冷え込み、今日は秋晴れの1日でした。
しかし、私はまつもと市民芸術館の中にこもっていました。日本学校農業クラブ全国大会「プロジェクト発表会」の審査のためです。

昨日、活動記録簿で内容を確認した「文化・生活」区分のプレゼンテーションを聞き、審査を行いました。

県大会、地域ブロック大会を勝ち抜いて全国大会に出場してくるプロジェクトですから、どれも専門的な学習成果を活かした立派なものです。何度も何度も練習してきたことがわかるので、どれも入賞してほしくなってしまいます。

活動のテーマは、繭や地域産物を活用した化粧品等の開発と普及、小学校における郷土野菜を使ったグリーンカーテン、生きものを活用した交流、ミツバチによる地域おこし、地域の農業生産者と加工流通業者を結ぶ活動、伝統的な地域産物や自分たちが育種した作物の活用といったものです。

明日、長野市のほうで開催される式典で最優秀賞、優秀賞が発表されるそうです。賞をうける高校の皆さん、おめでとうございます。楽しみにまっていてください。

さて、審査会は予定を2時間もオーバーしました。私は学会で山口に向かうことになっていました。いったん大学に車を置きに帰ったら、電車を一本乗り損ねて、松本発19:06の特急しなのに乗りました。
今日は大阪どまり…。間もなく名古屋に到着です。

2012年10月23日火曜日

日本学校農業クラブ全国大会

リボンの代わりに
審査員等が胸につけた
飯田市名産の水引細工
ようやく本番です。

松本市で、第63回日本学校農業クラブ全国大会 平成24年度長野大会「プロジェクト発表会」が開催されています。
この大会は、農業高校等で農業科目を学んでいる高校生の科学性・社会性などの向上をめざして、毎年秋に開かれているそうです。

本年度は、北信越ブロックを代表して長野県が担当し、いくつかある部門のうち「プロジェクト発表会」は松本市で開かれています。

昨年から「文化・生活」区分の審査員に加わってほしいと頼まれていました。実は、昨年の県大会はこの審査がどのように行われるか見習いで見学させていただきました。
今年の夏には、本番と想定して、本日会場となっている「まつもと市民芸術館」で、シミュレーションを兼ねた県大会があり、審査員の一人を務めました。

昨年は、「高校生でこんなふうに作り上げてくることができるのか!」と本当にびっくりし、今年の大会を楽しみにしていました。今年の県大会で上位に入った高校は、一段とレベルアップしていました。本当はこのblogでもご紹介したかったのですが、今日までは、全国大会の審査員メンバーは伏せられていたので、紹介することができませんでした。

・・・ということで、「ようやく本番です」というわけです。水引細工のリボンを胸につけて、開会式で審査員として紹介していただきました。

大会は、2日間行われます。出場する生徒の皆さんは今日はプレゼンテーションのリハーサルです。

審査員会場では慎重に審査が進められました。
全国9ブロックからトップをとった高校が出場してくる全国大会ともなると、さすがにいずれの活動も生半可なものではありません。
「高校生の皆さん、すばらしいですね!!」です。大学生も負けてしまいそう・・・。
生徒の皆さんはもちろんですが、ご指導される先生方の熱意にも感動! です。

審査はたいへんですが、明日のプレゼンテーション本番を楽しみに待つことにしましょう。

運営にあたっている長野県南安曇農業高等学校の生徒の皆さんの対応もまたすばらしいものです。1年以上前から関わり始めたているため、先生方のご指導の賜物であることもわかります。

大会が無事おわりますように!

2012年10月20日土曜日

今年の「梓乃森」祭がスタート!


松本大学は美味しいカフェのチラシ
文字が小さくて見えませんね!

松本大学のキャンパスが賑わっています。
大学祭である「梓乃森祭」がスタートしました。

クラスやゼミ単位の模擬店がズラリと並んでいます。

私のゼミでは模擬店をしないことになり、一部の学生が今年初めての企画である「松本大学は美味しいカフェ」のスタッフとして参加しています。6月に開催された新宿高島屋での「大学は美味しい!!フェア」で販売した商品を梓乃森祭でも紹介することになったのです。

このカフェの会場となっているフォレストホールには、その時には無かった地域コラボレーション企画の商品も並んでいます。 

「大学は美味しい!!フェア」のときと同じように、総合経営学部の白戸ゼミ、短大部の金子ゼミ、健康栄養学科の矢内ゼミの皆さんと、地域健康支援ステーションのお手伝いとして私のゼミの学生、学内の関連教職員と学生有志により運営されています。
 
とても魅力的なスウィーツ類も販売されていますよ!

スウィーツ販売コーナーの
学生たち

早々売り切れになった商品もあるようですが、明日もこのカフェは開店しますので、このBlogをご覧になって間に合う方は、どうぞお越しくださいね。 
 
私は、明日は長野県栄養士会の研修会の運営スタッフを務めなければならないので、おりません・・・。

午後にはその店舗の一角で、松本山雅の選手の皆さんのサイン会が行われました。
山雅ファンの皆さんがたくさん足を運んでくださいました。
これは今日だけの企画です。

体育館前のウッドデッキでは、催し物が開催されています。
太鼓の演奏には感動しました。
特別ゲストの我武者羅應援団の皆さんが催しものを盛り上げてくださり、プロの応援を演舞しているときには、観客がたくさん集まっていました。
和太鼓の演奏。すばらしかったです!

今は、清水翔太さんのライブが行われているようです。
私のゼミ生の何人かも楽しみにしていました。

お天気にも恵まれましたので、大学祭を楽しんでください!!