2012年3月31日土曜日

新年度のスタートを前に…

   明日から新年度です。本年度の通常勤務は昨日で終了ということでしたが、個人的には、積み残しの仕事が山積みです。頭の中でそれらが優先順位を争っています。今日も出勤しようと思っていましたが、朝から風雨が強く、それもだんだん激しくなるとのこと、高速を走るのがいやになって…。本年度お世話になりました多くの方々の顔を思い浮かべながら、自宅で仕事をしています。
  年度末ということで、職場異動を知らせてくださるメールが届きます。このBlogを始めるときにお世話なった方も異動されることになりました。心よりお礼申し上げます。新しい職場でますます輝いてください。 
  若い管理栄養士さんから、職場の異動とともに働きながら研究生として研究活動もしてみようと思いますというメールをいただきました。いつもいい仕事をしているなぁと感心していた方だったので、「大変でしょうけど、期待してます。」と返信しました。「研究しようとする分野は、実は大の苦手なんです。でも新任のときに『何事もできないって言っちゃいけない』、『何事もよりよくするように』と教えられたんです。それでとにかく取り組んでるだけなんです。」という返信メール。彼女の力を見抜いて導いた上司の方、それを受け止め何年も忘れずに仕事の指針にしてきた彼女、ともにりっぱだと思いました。
  松本大学から送り出した1期生と2期生に、何か生きる上でのヒントを伝えてあげることができていたかしらと反省してしまいました。

2012年3月28日水曜日

テレビ番組の収録

     今日はテレビ番組の収録が2つもありました。とても苦手で、そういうことが上手にできてしまう人を尊敬します。
  午前中は、昨年度実施された長野県学校保健会栄養教諭・学校栄養職員部会による「平成22年度児童生徒の食に関する実態調査」に関係したものでした。私はこの調査に協力させていただいたのですが、児童生徒の排便と食物繊維摂取量に関することを番組で取り上げるそうで、私に出演依頼がありました。中心となって調査を進められた学校栄養士の先生に出ていただけばいいのにとずいぶんお断りしたのですが、こういうときには大学教授というものも売りになるようです。
  番組で、私の紹介をするときに、学生を指導している画像がほしいとのこと―ちょうどオリエンテーションで大学に来ていた1年生に協力してもらいました。皆さん、急な要望に快く協力してくれてありがとう。4月早々に放送されるそうです。皆さんがかわいく映っていますように!
  午後は、この3月から地元のケーブルテレビでスタートした4分ほどの番組2本分の収録です。本学スポーツ健康学科の根本賢一先生の運動指導とセットで放映される番組です。こちらは今回が2度目の収録で、スタッフの方との話も弾みました。収録していないときの話のほうがずっとおもしろいのですが、こういう場面を自然に映してくれたらいいのに・・・。
  ともあれ、なんとか終了しました。

2012年3月26日月曜日

「信州ジビエ研究会」設立総会に出席して

研究会で紹介された会場の
ホテルシェフの鹿肉料理
     ジビエというフランスの料理用語をご存知ですか? 山野に棲息する野生鳥獣とその食用肉をさすジビエが、おいしい料理をいうことだけではなく、森林・田畑の保護育成や生態系の安定的な維持という観点からも注目されています。
    野菜料理大好き人間の私が、ジビエに関わることになったのは、松本大学の特別講師である藤木徳彦シェフ(茅野市にあるエスポワールというフランス料理店のオーナーシェフです)の影響です。野生獣による農林業被害を減少させるため、捕獲して資源として活用し、農山村の振興や活性化を図り、信州の新たな魅力をづくりにもつなげる、食育の題材にもなる―藤木シェフとそんな話をして、ささやかな活動をしていましたら、考えてもみなかった展開になってきてしまいました。
    今日は「信州ジビエ研究会」の設立総会でした。長野県の阿部守一知事も出席され、ジビエの川上である狩猟の立場のかたから、料理して食べるところに関わる私たちのような川下までのさまざまな立場の会員が集まりました。長野県在住のエッセイストである玉村豊男さんが会長に就任され、私はその研究会の監事を務めることになりました。どうにも似合わない役ですが・・・。
同じく監事となられた長野県猟友会の倉科常任理事さんから狩猟のご苦労話をお聞きし、ライフルでの猟のことなど知らないことをたくさん教えていただきました。あらためて、普段、触れることがない分野のかたとお会いする機会の大切さを認識しなおしました。
    ジビエに関して、私なりの立場でできることを考えていきたいと思います。

2012年3月25日日曜日

春のキャンパス見学会

 一昨日は卒業式、昨日は新入生プレオリエンテーション、そして今日は高校生を対象とした「春のキャンパス見学会」と、対象年齢がだんだんと若くなる連続3日間です。
 次の入試に向けたキャンパス見学会のスタートということで、私が対応した個別相談会では、「栄養士と管理栄養士の違いはなんですか」、「どんな職場で働くことになりますか」、「男性の管理栄養士もいるのですか」など、第1回目のキャンパス見学会らしい質問を受けました。
 今、高校2年生(4月から3年生になる生徒)の皆さんは平成25年度に大学に入学することになります。実は、平成25年度入学生が管理栄養士の国家試験を受験する平成29年度から国家試験関連日程が変更されることになり、受験資格の見直しが行われます。平成24年度入学生までは、2年制の短大卒業後、栄養士免許をいかして3年間働いた人は、実務経験終了見込みで管理栄養士の国家試験を受験することができますが、平成25年度入学生からは「見込み」ではなく3年間の実務経験「終了」でないと受験することができなくなります。つまり、卒業後3年目で受験できたものが4年後でないと受験できないということになってしまうのです。管理栄養士をめざす高校生の皆さんはこうした情報をきちんとわかった上で自分の受験する大学を決め、高校最後の1年をどのように組み立てていけばよいかを考えてほしいと思います。
 なんだかよくわからないというかた、管理栄養士や食に関する仕事についてもっとよく知りたいというかた、栄養系の学科ではどんなことを学ぶのだろうかというような疑問をもっているかたは、今後の松本大学のキャンパス見学会におでかけくださいね。

2012年3月24日土曜日

新入生プレオリエンテーション

 昨日、卒業生を送り出したばかりですが、今日は4月に入学する新入生と保護者を対象とした人間健康学部のプレオリエンテーションの開催日でした。
 全体会、分科会を通して、新入生のまじめな態度に「ややびっくり、大いに期待」。大学生としていろいろな活動をしてもらいたいと思いますが、つねに学習するという姿勢をもち続けてほしいと話しました。1期生・2期生を送り出した今、質の高い学生を育成していくには、「学習することが当たり前という環境づくり」を進めていくことが必要だと考えたからです。「地域も学びのフィールド」と考える松本大学での学習スタイルは多様ですが、教員が幅広い学びの場を設定すること、学生がそれを受け止める姿勢を持つこと、この両輪がうまく回らなければ、学生の力は伸びていかないでしょう。環境づくりと学生の積極性を育むことが来年度の目標です。
 初めての試みだった保護者説明会にも、多くの保護者の皆様が参加してくださいました。学生を教育していく上で保護者の方々のサポートはなくてはならないものですし、松本大学の理念や教育スタイルを知っていただくにはよい機会であったと思います。4年間どうぞよろしくお願いいたします。

2012年3月23日金曜日

卒業式の今日からスタート!

     今日は雨模様の寒い日になってしまいましたが、松本大学では卒業式が行われました。このブログは、記念すべきこの日からスタートすることにしましょう!
  健康栄養学科の2期生が卒業していきます。昨年度送り出した1期生は学部のスタート時から、私たち教職員とともに松本大学人間健康学部健康栄養学科をつくり上げてきた「同志」という感じでした。1期生とともにつくり上げたものを大事にし、改善を加えながら教育してきた2期生は、手塩にかけて育て上げた「教え子」という感じがします。
  全学での式典後に、学科に分かれ、学科長として、卒業生一人ひとりに卒業証書・学位記を渡すという光栄な役目を務めさせていただきました。30年以上大学の教員をしていますが、初めての経験でした。今日の皆の誇らしげな瞳は、教員であることの幸せを感じさせてくれるものでした。本当に卒業おめでとう!! 
  私のゼミ生14名の乙女たちは晴れやかな着物姿。社会に出て悩むことはたくさんあると思いますが、ゼミ活動でやってきたこと、一人1テーマを課した卒業研究を成し遂げたことに自信をもって、乗り越えていってください。国家試験の受験の日にも伝えた「笑顔は緊張をやわらげる」-自分の緊張も、周りの人との緊張も-です。「苦しいときほど笑顔をつくる」をともに心がけましょう! 夕方からの卒業祝賀パーティーではドレス姿に変身した“にこやかなレディー”のゼミ生が集まりました。きっと大丈夫ですね。