2012年3月26日月曜日

「信州ジビエ研究会」設立総会に出席して

研究会で紹介された会場の
ホテルシェフの鹿肉料理
     ジビエというフランスの料理用語をご存知ですか? 山野に棲息する野生鳥獣とその食用肉をさすジビエが、おいしい料理をいうことだけではなく、森林・田畑の保護育成や生態系の安定的な維持という観点からも注目されています。
    野菜料理大好き人間の私が、ジビエに関わることになったのは、松本大学の特別講師である藤木徳彦シェフ(茅野市にあるエスポワールというフランス料理店のオーナーシェフです)の影響です。野生獣による農林業被害を減少させるため、捕獲して資源として活用し、農山村の振興や活性化を図り、信州の新たな魅力をづくりにもつなげる、食育の題材にもなる―藤木シェフとそんな話をして、ささやかな活動をしていましたら、考えてもみなかった展開になってきてしまいました。
    今日は「信州ジビエ研究会」の設立総会でした。長野県の阿部守一知事も出席され、ジビエの川上である狩猟の立場のかたから、料理して食べるところに関わる私たちのような川下までのさまざまな立場の会員が集まりました。長野県在住のエッセイストである玉村豊男さんが会長に就任され、私はその研究会の監事を務めることになりました。どうにも似合わない役ですが・・・。
同じく監事となられた長野県猟友会の倉科常任理事さんから狩猟のご苦労話をお聞きし、ライフルでの猟のことなど知らないことをたくさん教えていただきました。あらためて、普段、触れることがない分野のかたとお会いする機会の大切さを認識しなおしました。
    ジビエに関して、私なりの立場でできることを考えていきたいと思います。

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