2013年5月31日金曜日

NHKのラジオ出演が終了しました

1週間にわたって放送されていたNHKラジオ第一「ラジオあさいちばん」の出演 ― 「健康ライフ」というコーナーの「信濃の国から 食と健康を考える」 ― は、今日が最終日でした。

この番組のリスナーは、相当いらっしゃるようです。

大学時代の友人からメールをいただいたことは、以前、お伝えしましたが、彼女は毎日、聞いたあとの感想を送ってきてくれました。
一般の方々(彼女は高校の家庭科の先生ですから、一般の方とは少し違うかもしれませんけれど)が、どんなふうに聞いてくださったのかがわかり、たいへんありがたいことでした。

大学の職員さんも県外にいらっしゃるご家族から電話があったとか。
以前お世話になった県職員の方、前任の大学でお世話なった先生などからも「聞いています」と連絡をいただきました。
普段、いろいろお世話になっている管理栄養士さんも、埼玉県のお父様が「長野県の松本大学の先生がラジオに出ているよ」と電話で教えてくれたので聞きましたと、連絡してきてくれました。

松本市の健康づくり課の課長さんもお聞きになっていたそうで、松本市の取り組みも紹介してくれるといいのですがと、管理栄養士さんから電話をいただいたり・・・本当にそうでしたね! すみません、収録は終わってしまっていて・・次の機会にはそうさせていただきますね。(たぶん、次の機会はないですが・・・)
今週、仕事のことで打ち合わせをした安曇野商工会の方も「先生が何かの番組に出ているという話をきいたのですが、どんな番組ですか?」と聞かれたり・・・。

今日は、徳島県にお住まいの実践栄養学分野で著名な先生からの手紙が届きました。
何かお叱りをいただくのかしらと、恐る恐る開くと・・・
「徳島県も、野菜摂取量や草の根レベルの活動など、長野県に学ぶべきことがあると県の関係者に話しているところです」との内容でした。
長野県に注目してくださっているということですね。

このような先生も聞いていてくださったとは、ますますどこかの穴に入りたい気分ですが、もう終わったので“良し”としましょう!

2013年5月30日木曜日

セミフォーマルでディナー (*^ヮ^*)

普段は、あまりメイクをしていない私のゼミの3年生ですが、本日は、授業が終わると皆メイクアップ!? 

私のゼミでは、7月にKids Cooking教室を開催します。

そのときに松本市のヒカリヤニシの田邊真宏シェフとコラボレーションさせていただく(というよりもご指導いただく)予定なのですが、「一度、店に来てください」とお声掛けいただき、皆で出かけることになりました。
4年生もいっしょ!全員でなくて
残念でした。


今日がそのディナーの日でした。 

「先生、どんな服装で行けばいいですか?」と不安に思う学生たちに、「セミフォーマルにしましょう!」といったのは、私です。
“セミフォーマル???” 彼女たちは、また、悩んでしまったかもしれません。

普段、あまりスカート姿でいるのを見かけませんが、今日は、メイクアップをして・・・スカートを着用し、かわいい姿に変身。

プランタン:土と野菜の芽生えが
表現されていました。

同級生たちに「どうしたの?」と言われながら、4年の卒研生も加えて、わくわくしながらヒカリヤさんに向かいました。

落ち着いたレストランの雰囲気に驚き、田邊シェフの心づくしのお料理に感嘆し、フロア担当の皆さんのサービスぶりも学び・・・とても充実した時間を過ごしました。 

コースメニューは驚きの連続、皆で、「えーっ!」「わぁ!」「かわいい!」「おいしぃ~!」と感激しながらいただきました。  
 
ゼミ生たちは、7月のKids Cooking教室のテーマを“野菜マジック(仮称)”と決めたのですが、田邊シェフがそれに沿うようにメニューを構成してくださったようです。

デザートのイチゴのスープ
最後に出していただいたデザートの“イチゴのスープ”は、特に絶品。乙女たちにとって(私もですが)、口に入れると思わず「う~ん、しあわせ~!!」という気分が味わえる一品でした。

田邊シェフはじめ、ヒカリヤの皆様、本当にありがとうございました。
皆さん、お料理のことだけではなく、ホスピタリティも含めて、今日、学んだことを活かしましょうね!!

2013年5月29日水曜日

梅雨入りとともに 畑の植え付け

関東甲信地方も、今日、梅雨入りだそうです。今年は早いですね。
もう少し、このさわやかな青葉の季節を楽しんでいたいのですが・・・。

朝から雨模様で心配していました。
今日、ORプロジェクトの畑で、苗の植え付け作業を行うことになっていたからです。

ORプロジェクト(何のことかわからない方は→下記をご参照いただければ幸いです)
http://matsu-nhirota.blogspot.jp/2012/05/or.html

5月27日に予定されていた作業は、準備の都合で延期になりましたが、その連絡が私には届かず・・・私は畑で待ちぼうけになってしまったのです。
その時に、遅れて到着した3年のゼミ生たちは、私が先に大学に戻ったあと、畑作業の師匠である「くれき野生産組合」の井出さんと、今日の17時から作業をすると決めたそうです。

夕方には雨もあがり、暑くもなく、汗をかかずに作業できる、とてもいい状況となりました。
ゼミ生の日ごろの行いがいいのでしょうか???

私は、17時から会議が入っていたため、畑に向かったのは18時20分頃。
ゼミ生と井出さんが作業をしていました。

マルチでカバーした畝には、なすとトマトの苗が植え付けられていました。もう一方の端には松本一本ネギ・・・今年もネギはたくさんです。

両者をつなぐ一辺には、坊っちゃんカボチャを4本。
残りの畝は時間切れで後日の作業になりました。
予定では、ピーマン、ニンジン、枝豆、二十日大根、オクラなどを植えるようです。

学生たちは、それぞれ担当する野菜を決めて、井出さんから渡された作業シートに則って、管理を進めていくそうです。

成長日記として写真を撮りためていくという学生もいました。

野菜たち、大きく育ってネ! 

ゼミ生の皆さん、生産者の想いや苦労がわかり、それを伝えられる、また、その食材を活かすことができる管理栄養士さんになってネ!!

2013年5月27日月曜日

さすが、NHKです

実は先日ご報告したNHKのラジオ番組が、本日スタートしました。

この関連の記事は、下記をご参照ください。
http://matsu-nhirota.blogspot.jp/2013/05/blog-post_18.html

先週の金曜日に来週の番組内容についてお知らせがあったようです。
家族のほか、大学時代の友人からも「あの番組、いつも聞いています。びっくりしました!」というメールが届きました。
その友人から、別の友人へと伝えられ・・・大学の事務局長さんも聞いていらっしゃったようで、事務局の皆さんにも伝わっていました。
朝早い番組ですが、リスナーが多いことにびっくりしました。
さすがNHKですね!

ひっそりとやり過ごすというわけにもいかないようです。しかたがないので・・・
NHKラジオ第一「ラジオあさいちばん」という番組の「健康ライフ」というコーナー(流れるのは、5時30分過ぎ頃らしいです)で、5日間「信濃の国から 食と健康を考える」というテーマでまとめてくださっています。

今日は、朝から、3年ゼミ生と生ごみ堆肥プロジェクトの一環で取り組んでいるORプロジェクト(Over the Rainbow Propject)の畑作業をすることになっていて、張り切って出勤しました。

畑を借りている生産組合メンバーの我がゼミの作物づくりの師匠からも、「先生、聞きましたよ!」といわれ、ここでもどこかに隠れたい気分でした。

聞いてくださる皆様に何かが伝わるようであれば、うれしく思います。

ところで、今日の畑仕事の開始時刻は、急遽、1時間遅くなったようで、私だけにその連絡が届かず、私は畑を耕しつつ、「みんな、どうしたのかしら?」と待ちぼうけ。

こんなスタートで今週も波乱含みです・・・。

2013年5月24日金曜日

卒業生の来学 2013年5月

今週は、大学を訪ねてくれた卒業生が多い1週間でした。

火曜日には、3年次編入し2年間の学習を経て卒業した2期生が、3人そろって訪ねて来てくれました。
所属ゼミは違っていたのですが(一人は私のところのゼミ生でした)、学生時代から仲が良く、揃って管理栄養士の国家試験にも合格してくれた方たちです。

病院、委託給食会社、公務員(村の保育所)と、それぞれ管理栄養士として活躍してくれています。

見かけ自体は学生時代とそうは変わらなかったですが、それでもやはり、少し大人になった感じがしました。中身は見かけ以上に成長していることでしょう、。

やりたいことが芽生え、その分、課題も見えて、悩みが多いときかもしれません。
でも、元気そうなにこやかな顔を見せてくれていたので、安心しました。

訪問日が教授会のある日だったため、ほとんどの先生方がいらっしゃったので、あちこちの研究室をめぐっていたようです。たくさんの先生方にお会いできて、うれしかったことと思います。

今日もまた、2期生2名が訪ねて来てくれました。

この二人も「たいへんなことはあるけれど、やめようと思ったことはないです」と話してくれました。
友人たちの様子も伝えてくれたので、皆それぞれ悩みつつも、精一杯やっているらしいことがわかりました。

卒業生が元気な顔で訪ねてきてくれるのは、うれしいものです。

食育ポスターコンテスト

今年もこの時期・・・そう、食育月間の6月が間近という意味です・・・になりました。

松本市では、6月の「食育月間」、毎月19日の「食育の日」にあわせ、松本駅東西自由通路で、食育パネル展が開催されます。
廣田ゼミでは、このイベントが開催されるようになった初回から、大学用のブースをいただいて食育に関する活動を行っています。

さらに、私の授業である「栄養教育実習」では、不特定多数人を対象とした栄養教育の手法を学ぶ題材として、このパネル展に展示するポスターの作成を行っています。
私から、長野県の健康・栄養素等摂取状況などに関するデータと課題について説明した後、学生たちは、グループごとに、駅を通りかかる多くの皆さんに食生活について考えてもらうため、魅力的でキャッチーなポスターにするにはどうすればよいかを考え、検討していきます。
ポスターを作成するに当たって、正しい情報を伝えること、知的所有権にも配慮することなども学習課題です。

今年は、「野菜摂取」、「減塩」、「朝食欠食」に関するテーマに絞ることにしました。

コンテスト用に掲示されたポスター
先週、ようやく各グループのポスターが完成し、今週水曜日に実習食堂に掲示されました。
14作品ができ上っているのですが、全部を松本駅のブースに展示するわけにはいかないので、学内セレクションをすることにしています。
力作ぞろいですので、学内の方はご覧になってください。

現在、投票受付中!! 
ご覧になったかたならどなたでも投票できます。
(投票締め切りは6月4日です。)
皆さんの清き1票をお待ちしています!!

松本駅での展示は、平成25年6月14日(金)16時から19日(水)12時まで。
15日の昼前後にはイベントもありますので、お時間のある方はお出かけください。
(しかし、今年はイベント開催日が補講日と重なり、ゼミ生の参加が難しい状況です。松大ブースはポスターのみかもしれませんクシュン!! 

2013年5月23日木曜日

学部の歓送迎会

昨日は松本大学人間健康学部の歓送迎会でした。

本来、4月にするべきものかもしれませんが、4月は別の会もあり、5月に持ち越しになっていました。

今年の会場は、松本城近くの老舗、「居酒屋しづか」。

いかにも老舗らしい太い梁の店内は、松本民藝家具が置かれていて、落ち着いた雰囲気でした。
テーブルに座っていたお客さまも含めて、居酒屋というには、ロマンがあふれ過ぎている感じの素敵なお店でした。

3月に退職された酒井秋男先生も中島美千代先生、新任の先生方からご挨拶をいただき、にぎやかな歓送迎会になりました。

2階を借り切っての会でしたが、あまりににぎやかで下の一般のお客様にご迷惑だったのではないかしらと思うくらい、盛り上りました。
このパワーで、パワフルに学部を盛りたてていきたいものです。

おでん、山菜のてんぷら、鮎の塩焼き、小鉢物、焼きおにぎりなどなど、信州らしいメニューも美味で、いっぱいいただき…ごちそうさまでした。

幹事の先生方、運営スタッフを務めてくださった助手の先生方、ありがとうございました。

2013年5月20日月曜日

日本食育学会から戻りました

5月19日(日)に予定されていた学会での研究成果発表は、無事終わりました。今回は、大学内で取り組んでいる生ごみ堆肥化プロジェクトについて、食育の視点でまとめて発表させていただきました。

朝、最初の発表だったため、聞いてくださる方がいないのではないかと思っていましたが、ちゃんと来てくださっている方々がいらっしゃり、発表に対する質問もいただきました。
今後の研究の方向性などについて、考えていることを答えさせていただきました。

自分の発表以外にも、様々な食育活動に関する発表があり、参考になりました。

京都で展開されている子どもたちが主人公の食育メニュー開発プロジェクト
幼稚園の子どもたちを対象とした「園児がわくわくする」栽培食育実践
高校生に食事バランスガイドを活用して食教育を実践し検証した研究  など

…松本でも展開してみたいと思うような取り組みや研究がありました。

今回の学会の特別講演についてご紹介します。
 順天堂大学医学部 病理・腫瘍学 教授 樋野興夫先生のご講演がとても心に残るものだったからです。

世界ではじめて化学物質による人工癌をつくり研究を進めた山極勝三郎(長野県の出身だそうです)、その後に続く吉田富三という日本の病理学者の偉大なるの先生方の業績を、先生方が残された言葉などにふれながら、お話してくださいました。

医学部の学生は、皆、このような先人の“医に向かう姿勢”について学ぶのでしょうか? 
そうであるとすれば・・・管理栄養士養成教育には、この種の学問がありません。課題ですね。
 
先生のお話は、新渡戸稲造、新島襄…はたまた、新島八重の話…へと広がり、先生の持論である「がん哲学」のお話へと繋がっていきました。
先生は、がん治療における「対話」の重要性を強調されていました
そして、不勉強の私が知らないことをたくさん教えてくださいました。

お話のテーマは「偉大なるお節介症候群」のお話。
「偉大なるお節介症候群」の診断基準は、
1.暇げな風貌
2.偉大なるお節介(余計なお節介とは違い、相手に共感して行うお節介とのこと)
3.速効性と英断

そして
「偉大なるお節介症候群」の選考項目は
1.役割意識と使命感
2.練られた品性と綽々(シャクシャク)たる余裕
3.賢明な寛容さ
4.実例と実行
5.世の流行り廃りに一喜一憂せず、あくせくしない態度
6.軽やかに、そしてものを楽しむ、自らの強みを基盤とする
7.新しいことにも、自分の知らないことにも謙虚で、常に前に向かって努力する
8.行いの美しい人(a person who dose handsome)…新島襄の言葉だそうです
9.冗談を実現する胆力~sense of  humorの勧め~…新渡戸稲造の言葉だそうです
10.ユーモアに溢れ、心優しく、俯瞰的な大局観のある人物

だそうです。

実は、先生のお話の途中で地震があり、結構長く揺れたので、お話の一部が耳に入っていませんでした。「心ここにあらず」でした。
そして、先生のお話をうかがうには講演時間が短すぎました。いつか、また、先生のご講演を拝聴したいと思います。

2013年5月18日土曜日

日本食育学会に来ています

昨日から、本年度の日本食育学会学術総会に出席するため、上京しています。

葛飾区の東京聖栄大学が会場です。
朝夕、時間的に少しゆとりがあったので、両国界隈を散策しました。

出開帳中の回向院
両国の回向院では、明日5月19日(日)までの予定で、東日本大震災で亡くなられた方々の供養と被災地の復興支援を願って、善光寺の出開帳が開催されていました。ちょっと覗いてみると回向柱が見えました。
そういえば、長野のニュースで出開帳のことが報道されていたことを思い出しましたが、こんなところで善光寺さんに出会うとは思っていませんでした。

本場所開催中ということでお相撲さんも何人か見かけました。
両国駅には代々の横綱の手形がありましたが、やはりお相撲さんの手は大きい!…とちょっとびっくり。
皆さんもぜひ一度、自分の手と比べてみてください。

双葉山の手形
と比較
東京スカイツリーを眺めたり、隅田川を走る船を見たり…。
ビルの谷間を歩くのとは違って、風情があります。

学会プログラムからも得るものがありました。
特別講演の順天堂大学医学部の樋野興夫のお話はヒューマニティーとユーモアにあふれていて感動しました。
(内容は、また、後日まとめますね!)

明日は、朝一で研究発表をします。

そして、今回はもうひとつ、大事な仕事があったのです。

金曜日の夜に、渋谷のNHK放送センターに伺い、ラジオ番組の収録に臨みました。
朝の番組に出演依頼をいただいたのです。

どうして? って思いますよね…私もです。
ある日、「ラジオあさいちばん」という番組のキャスターのお一人である鹿野睦アナウンサーさんからお電話がかかってきました。
このblogなどに目を留めてくださったようです。

真ん中にスカイツリーが
写っているのがわかりますか?
全国ネットの番組に私が出るなんて…いいのでしょうかと思いましたが、わざわざ松本まで出向いて来てくださり、お話しさせていただくうちに、できそうかなと思ってしまったのです。
鹿野さんは、自分にとって大切なものが見えていて、それを大事にされている素敵な方です!!

なかなか準備が整わなかったので…そうそう、出発前の木曜日に、ようやく、少しどんな話をしようかとまとめ始めたのですが、PCに保存したはずのファイルが見つからず、木曜の夜は泣きたくなりました…単に、私のミスだと思いますが…というわけで、収録は気が重かったのです。

鹿野アナウンサーさん、スタジオにスタンバイしていてくださっていた和田プロデューサーさんなどにご迷惑をおかけしてしまったかもしれません。
言葉足らずのところも多く、うまくまとまらなかったところも多く…編集がたいへんかもしれません。

長寿県長野という切り口から始まり、長野県の人々の食生活や食育に関する私自身の考え方などをお話させていただきました。
「面白かったですよ」とおっしゃっていただき、ほめてもらうことは大切だと身をもって感じました。

あんなで良かったかなあと反省しきりです。
この番組はどうやら、母が毎朝聞いているのではないかと思うのですが…びっくりすることでしょうねぇ。

なんとか収録が終わったので、学会に集中しましょう!!

2013年5月17日金曜日

カエルの歌がぁ~♪♪ 

松本大学のある松本市新村地区は、米作りで、一定面積当たりの収量が日本一になったこともある地域だそうです。

大学の周りの田は、すでに田植えが終わっています。

私の住む長野市などの田植えは、まだ先なので、大学に来ると、水を張った田の景色を楽しんでいます。

昼は気がつかないのですが、夜遅くなって帰るとき、田からカエルの鳴き声が聞こえてきます。

思わず「カエルの歌がぁ~♪、きこえてくるよぉ~♪♪・・・」と口ずさんでしまいます。
そして、「カエルも、結構、宵っ張りなのねぇ!」と思いつつ、車に乗り込みます。

カエルの歌が聞こえる風景がある・・・なんだか、ほっとします!!

2013年5月16日木曜日

フフッ! 失敗でした “プチ- バースディパーティ”

5時限目の授業が始まる前、3年生のゼミ生2名がやってきました。「6時限目のゼミのとき、最初にちょっと時間をください」と言うのです。
「どうぞ。何か連絡でもあるの?」と尋ねると、「4月と5月に誕生日だった人が3人いるので、ささやかなバースディパーティをしたいのです」とのこと。
「先生もいっしょにお願いします」と言われました。

6時限目になりました。

主役の3名は「廣田先生が荷物を運んでほしいといっているので、1階の実習食堂で待っているように」と指示され、準備ができるまで、待機させられ・・・。
3階の栄養教育実習室では残りのメンバーが、ささやかではありますが、心のこもったプレゼントを用意し、それぞれにクラッカーをもって3人が入口から入っているのを待っていました。

今週の栄養教育実習で、グループで作成するポスターが完成していないところは、空き時間に完成させるということになっていたので、ゼミ生ではない3年生も入ってきてややこしい状態でした。

そして、ようやく、調整役として3人といっしょに1階で待っていたゼミ生が3人を連れて、登場です!

クラッカー隊は腰をかがめて、引き戸が開くのをまっていました。

引き戸が開いた途端に、クラッカーの音と「おめでとう!!」の声が響いたのですが、最初に入ってきたのは、案内役のゼミ生。
主役の3名は何が起きているのか、わからない様子!?
準備万端整えて演出したのに、うまくいきませんでした。

「なんなの?」という3人に企画の趣旨を説明し・・・でも、皆で笑いながら、プレゼントを渡し、チョコのパウンドケーキを切り分けて、プチパーティ。

楽しい3年ゼミ生です。
笑い話の思い出が、ひとつできましたね!!

実習食堂は大にぎわい!

木曜日は2年生の調理実習と3年生の給食実習が重なっていて、昼どきの実習食堂は、自分たちが調理したものを食べる2年生と、給食を食べに来てくださった学生や教職員の皆さんが集まり、にぎやかになる日です。
今日は、ことのほか、大にぎわい!
学生たちがさばいたシカの肉を
使ったミートソースパスタ

というのは・・・

2年生の調理実習が、シカ肉をさばいて調理するという実習の日だったからです。
毎年、本学の特別講師である茅野市のフランス料理レストラン「エスポワール」のオーナーシェフである藤木徳彦シェフにご指導いただきます。
学生たちはシカ1頭を解体し、その肉の一部を調理実習に使用するという取り組みです。全国の管理栄養士養成大学のなかでもめずらしい調理実習でしょう。

マスメディアの皆さんが、取材に来ていて、そうでなくても混み合う実習食堂は、なんともにぎやかでした。

調理実習が始まる前、解体前のシカの姿を見て、涙を流している学生がいました。獣肉をいただくいうことの真実を突き付けられたのだと思います。
粥食の給食「お粥、彩あんかけ、
なすとパプリカのオイスターソース炒め
ほうれん草のごま和え、なめこ汁
ヨーグルト寒天」というメニュ―でした。
「私たちは豚肉や牛肉もいただくでしょ。命をいただくということ、食事提供の基本をつくる管理栄養士に求められるものは何かをを考えてみてね」と話しました。
彼女は、この実習で何を学んでくれたでしょうか?

私は、火曜日に続き、今回も高齢者施設の給食をテーマとして整えられた給食実習の粥食をいただきました。今日のクラスの粥食も薄味でやさしい仕上がりでした。

次の給食提供は、中学生の学校給食だそうです。成人の教職員には、やや多めの食事になるのかもしれません。

楽しみに待つことにしましょう!!

2013年5月14日火曜日

3年生による給食提供スタート

3年生の前期科目の一つに、給食経営管理実習があります。
こちらは常食です。

学生たちがそれぞれのテーマに沿った給食を提供する実習です。
教職員もチケットを購入し、食べさせていただくのですが、毎回の給食提供はとても楽しみです。

今日は本年度最初の給食提供日でした。
前期の給食提供が始まると夏を感じるようになります。毎年の積み重ねとは面白いものです。

今回は高齢者向きの給食で、私は施設に入所されている高齢者でも元気なかた向けに考える常食ではなくて、粥食をいただきました。
500kcal以下というエネルギー量だったため、夕方になるとなんだかとてもお腹がすいてしまいました。テーマがあっての給食提供なので、しかたありません。

味もマイルドで、食感はやわらかめ・・・ということで、高齢者でない喫食者には、やや物足りない感じではありますが、やさしい感じの食事でした。

調理業務、フロア業務に就いていた学生の皆さん、ご指導された先生方、初回の給食提供で何かとたいへんだったことと思います。

ごちそうさまでした。

そういえば、昨日はテレビ番組の収録でした。
SBC信越放送の番組で大豆をテーマにしたコーナーがあるそうで、その中で大豆の栄養的な特徴などをコメントするというのが私の務めでした。

長野県の中山間地域で大豆をつくっている高齢者の方々の取材もするのだそうです。

スタッフの方と、「そんな地域の高齢者の皆さんはとてもお元気きですよねぇ」という話をしました。
そういう方々は、今回の給食よりもずいぶんしっかり召し上がっているに違いないです。

「食は元気のみなもと」」ですから!!

2013年5月12日日曜日

神田祭と日本栄養士会の会議

(公社)日本栄養士会の事務局は、神田神保町にあります。

昨日、今日とその事務所で諮問会議があったのですが、事務所一帯は神田祭の真っ只中。
祭囃子が流れていました。

神田祭は、神田明神の祭礼で、山王祭、深川祭と並んで江戸三大祭の一つであり、京都の祇園祭、大阪の天神祭と共に日本の三大祭の一つにも数えられているそうです。

お茶の水界隈にjも警察の車両がたくさん出ていましたが、このお祭りのせいでしょうか?

会議に向かう途中で御神輿の一つと遭遇。江戸の雰囲気が感じられました。

神田祭は4年ぶりの開催とか。隔年で開催されていたものが、2011年は東日本大震災の影響で中止となったそうです。
町の皆さんもことのほかうれしいことでしょう!

今日は天気もいいので、祭り日和です。
しかし、こちらは会議で半日建物の中に籠りきり・・・。

昨日に続いて、考えなければならないことがたくさんありました。そもそも公益法人ということについて、しっかり考えなければいけないと再認識し、日本の栄養学はどこをめざすのかも考えなければならないと思いました。

東京駅近くまでくると、皇居の周りを走るランナー、自転車用に開放された道路で自転車を走らせる人々がたくさんいました。
やる気があれば運動のチャンスが広がっているというわけです。
東京も結構やりますねぇ!! という感じがしました。
都会とは、やる気のある人にはアクセスのチャンスが広がっている・・・そういうところなのかもしれません。

教え子から届いた卒業生情報

前任校で教えた学生で、卒業後、私の研究室で非常勤職員として働いてくれたこともある教え子が、今、長野県内の保健福祉事務所で管理栄養士として働いています。

久しぶりにメールをいただきました。

5月7日に昨年度の管理栄養士国家試験の合格発表がありましたが、それを受けて、この3月に卒業した松本大学卒の試験合格者が手続きに来てくれましたよ…というメールでした。
4年生の時に、公衆栄養学の臨地実習で、その保健福祉事務所にお世話になった学生だったので、覚えていてくれたのです。

実習で指導した学生が申請にきたということで、感慨もあった様子です。
めぐり、めぐっていくものだと、私にとっても、なんだかうれしいメールでした。

こんなふうに世代はめぐっていくのですね。

しかし、同じ管理栄養士という資格・職業でも社会から期待されることは時代とともに変わってきています。
昨日の日本栄養士会諮問会議で取り上げられた議題をみてもそれを実感します。
今は、大きな変革期だといえるかもしれません。

若い世代の管理栄養士の皆さんの今後の活躍に期待しつつ、この変化の時代をどう乗り切るか、日本栄養士会の役割は重要です。

しっかりした学生を育てることと、その課程を経た学生が専門性を発揮できる職場の拡充とが両輪で進んでいくべきだと思いますが・・・その道は平坦ではなく、イバラの道のようです。

先達として、できることを精一杯やっていかなければなりません。

2013年5月11日土曜日

東京にて今周を振り返る

日本栄養会の諮問会議で東京に来ています。
諮問会議というのは、各都道府県栄養士会の会長が集まって、日本栄養士会の方向性になどについて議論する会です。
本来は県栄養士会の会長が出席するのですが、長野県栄養士会の会長は日本栄養士会の理事を務めているので、長野県を代表して出席するのは副会長の私ということになっているわけです。

今朝は何だか体調があまりすぐれませんでした。
思えば、今週も時間に追われる日々だったのです。さすがに、少し、無理が重なったかな?

7日は、6月に予定されている学会の抄録提出締め切り日でした。
大学院生が発表してくれることになっていたので、二人で抄録の検討をしました。
火曜日は、1・2時限、4・5時限と実習授業が入っていたので、その合間を縫ってのディスカッション。私以上に大学院生が頑張ってくれました。
大学院生が何とか提出原稿をまとめたのは、締め切りギリギリの夜中だったと思います。
お疲れ様~!

8日は、朝0時限に会議が一つ。1時限は講義、昼休みに教育実習関係の会議、夕方は臨時の学会会議。
9日は、本年度の日本栄養改善会の抄録締切日でした。大学院生と私自身とそれぞれに発表する予定でした。

研究のまとめの方針は構想ができていたのですが、データセットを整え終わったのは、8日の夜9時過ぎ。
家に戻ってから、解析を進め、なんとか間に合いそうな抄録原稿が整ったのは、午前3時ころでした。
寝不足です!!

9日の正午が日本栄養改善学会の締め切りだったのですが、なんとか大学院生と自分自身の抄録を登録し終えました。

ほっとする間もなく、9日の16時に、生坂村教育委員会と10月に予定されている企画の打ち合わせがありました。とても興味深い企画で、楽しみです。
打ち合わせを終えて、翌日の1年生の授業準備をし、その後、18:20から3年生のゼミナール。
そして、その後、20:40から社会人大学院生の講義でした。
終わったのは、21:30近くでした
帰りの車の中は眠気との戦い…いけません!!

昨日の金曜日も2時限目が授業、昼休みは、卒研ゼミ正の指導。
3時限目は1年生のクラス(そうそう、過日のフレッシュマンフェスティバルで、優勝したそうで、商品の白米10kgを皆で分けました。)で、その後、6月にサポータ教員をお願いする長野県健康づくり事業団の健康運動指導士さんと管理栄養士さんと、授業について打ち合わせするために、長野市に向かい・・・。

そして、今日に至るわけです。
まだ抱えている仕事はたくさんあり、来週もやるべきことが満載です。
明日、日本栄養士会諮問会議を終えたら、モードシフトします!!

朝は元気がありませんでしたが、今は大丈夫です!

2013年5月6日月曜日

ほこり高き女たちの豚汁隊


ゴールデンウィーク後半、里山の上のほうは、まだ、萌黄といった風情ですが、ここしばらく日中は気温が高くなったので、里は新緑が進みました。

1年で最も好きな季節の到来です。

連休最後の5月6日―生坂村公民館と松本大学などの共催による「田んぼの楽校」の馬耕体験の開催日です。

廣田ゼミは、この馬耕体験のときに田んぼ脇で豚汁を提供することになっていました。
塩にぎりづくりをする
隊員たち

昨日からその準備。ゼミの3年生が頑張ってくれました。

用意していただいた煮込み用の釜がずいぶん大きいとうかがったので、約300人前を作ることにし、昨日は、ジャガイモ、大根、ニンジン、ゴボウ、こんにゃくなどの仕込みで大量調理にチャレンジ。

ネギはゼミの生ごみ循環プロジェクトの畑で育っていた最後の松本一本ネギを使うことにしました。採りいれから刻みまで…なんだか体中、ネギの臭いに紛れてしまいました。
人間健康学部の6号館にもネギの香りが充満(大学に来ている先生方がほとんどいらっしゃらなくて、よかった!!)。

本日も8時半から準備です。

豚汁の材料を会場となる大学近くの田んぼまで運んでいる間にご飯を炊き、スタッフ等に提供する塩にぎりづくりです。なんと米10kg分です。189個のおにぎりができたそうです。

田んぼでは、まきの火で豚汁のだし汁が煮上がりつつありました。
焚き上がる火と押し寄せる煙を避けながら、味噌を溶き入れ、いよいよ仕上がりです。

地域の皆さんがいろいろ指導してくださったり、味を指南してくださったり・・・。なんとか予定の時刻までに仕上がりました。
生坂村の子どもたちに付き添っていたスポーツ健康学科中島弘毅先生のゼミの皆さんの指示のもと、子どたちが並んで豚汁を受け取っていきました。

松本市内から参加された親子連れの皆さんにも全て配ることができ、おかわり分もありました。多くの皆さんがおかわりにきてくださったので、きっとおいしかったに違いないと思います。
たくさん作れば、おいしくなりますね。
栄養学科の作品らしく、塩分控え目でしたが。

風がつよい日だったため、火や煙を避けるのが大変!
おまけに田の中では、ポニーの乗馬体験も行われていたので、馬が歩くたびに土ぼこりも舞い上がって、私たちのフィールドキッチンにも押し寄せてきました。

お陰さまで、応援に駆けつけてくれた4年生2名も含め、私たち豚汁隊のメンバーは皆、埃高き女たちになってしまったのです。

埃高き女たちの豚汁隊員は、ポニーには乗せてもらえなったそうです。子どもたちだけ…ということだったそうです。
残念でしたね。

地域のシニアの方々、子もどたちと楽しげに会話を弾ませている隊員たち、さすが栄養教育分野の廣田ゼミ生です。
私にとっては、誇り高いゼミ生です!!

昨日から、本当に、お疲れ様でした。

2013年5月3日金曜日

ゼミ歓迎会

ゴールデンウィーク後半直前の5月2日、私のゼミの4年生が3年ゼミ生の歓迎会を企画してくれました。
3年ゼミ生、4年卒研生、皆が揃いました!!
ゼミ生たち…皆のOKがもらえてブログアップしましたが、
後列は暗くてわかりませんね!

1か月前まで3年生だった4年生も、すっかり最上級学年生らしくなりました。

それにしても、個性あふれたレディたちは、にぎやかです。

6時限目が3年生のゼミの時間で、6日に予定されている馬耕プログラムのトン汁提供について、スポーツ健康学科の中島弘毅先生を加えて打ち合わせをする予定でした。
ところが5時限目の授業が延びて、打ち合わせの時間が短縮。中島先生、せっかく来ていただいたのに、ごめんんさい!
6日はぶっつけ本番になりそうです。

3年生はギリギリで上高地線の電車にのって松本駅近くの会場に向かいました。
私は乗り遅れタクシーになりました(クシュン)。
途中で渋滞。ドライバーさんの話では、午後から急に車が増えたとのことです。さすが連休前夜です。

長野へ向かう帰りの電車…3年生からメールが届いていました。
“6日にトン汁といっしょに「食育」の情報を伝えようよ!”ということで、ゼミの時間までに、その案を考えてくるということになっていました。
あまりにあわただしいゼミの時間だったので、皆が考えてくれた案について検討するのを忘れていました。
「どうしましょう?」というメールでした。

こちらもぶっつけ本番になりそうです。

2013年5月1日水曜日

松本山雅スタめしプロジェクト第4期の始動!

松本大学地域健康支援ステーションが参加学生を募って行っている活動の一つに、松本山雅FCのホームスタジアムである「アルウィン」で販売する飲食物商品を提案するという活動があります。

この活動については、これまでもご紹介しました。
こちらをご覧ください→http://matsu-nhirota.blogspot.jp/2012/05/blog-post_11.html

その第4期の活動が本日始動しました。
過去最多の健康栄養学科2~4年生37名が参加希望を寄せています。

今回は、スタートにあたり、提案活動に関するミニ講義がセットされ、本日17時から松本山雅FCスタッフの内田佑介様と、経営コンサルタントで出展業者さんでもある蔵岡久雄様をお迎えして、お話をうかがいました。

蔵岡様からは、経営の3要素はビジョン・戦略・オペレーションであること、ターゲットを絞って考えてみることが大切であることなど、様々なことを教えていただきました。
たとえ、自分の提案が採択させなくても、業者さんにプレゼンテーションした時点で、その商品は世の中に出たことになり、そんな経験は、とてもすごいことなんですよとお話しくださいました。
そして、発想の仕方や商品のネーミングについても教えていただきました。

学生たちは本日の講義を踏まえて商品を考えていってくれるでしょう。
本日の講義は、これまで学習してきた科目の知識を振り返る機会にもなったと思います。

皆の提案を楽しみに待つことにしましょう!!

学内セレクションと業者さんへのプレゼンを経て採択された商品は、アルウィンで販売されます。
皆様、学生たちは、今日の講義をもとに想いをこめて考えてくれることと思います。

想いが伝わったら、ぜひ、お買い上げくださいね!!