2013年8月30日金曜日

第9回全日本学生ラート競技選手権大会開催にむけて

8月31日(土)、9月1日(日)と松本大学で、第9回全日本学生ラート競技選手権大会が開催されます。

「ラート」ってご存知ですか?大きな輪で回転しながら、演技をする競技です。
松本大学にはラート部があって、私が朝、体育館前を通り過ぎる時、いつも部員の皆さんが練習しています。
ラート部のHPをご紹介しますね!
http://matsu-rhonrad.jugem.jp/

なんだか姿勢が整って気持ちいいだろうなと思えるスポーツです。
でも、見た目よりはハードなのかもしれません。
日本ではあまりメジャーではないと思いますが、ヨーロッパなどでは競技人口も多いようです。

今日は、明日からの大会に向けて、学生たちが準備を整えていました。
私のゼミの3年生ゼミ長も出場します。

応援に駆けつけたかったのですが、この土日は研修会と学会で東京、残念です。

これまでトレーニングしてきた成果を発揮してね! 東京から応援しています。
お近くのかた、インカレを直に見るなんて、めったにない機会だと思いますので、応援に来てあげてください!!

2013年8月28日水曜日

富山から長野に戻りました

富山観光は次回のお楽しみということにして、8時台の「はくたか」に乗り、直江津で乗り継いで長野に戻りました。

工事中の富山駅
午後から、千曲市の学校給食センターに実習に出ているゼミ生のところに、巡視訪問をする予定になっていたからです。

富山駅は、北陸新幹線開通に向けて工事の真っ最中。

くすり売りの像
9月に金沢で会議があり、もう一度富山を通りますが、次回富山駅で降り立つのは、新幹線が開通してからかもしれません。

富山駅の近くに「富山のくすり売り」の像がありました。私が子どもの頃、私の家にもくすり売りの方が来てくださっていたと思います。
もちろん、この像のような姿ではなかったと思いますが。
今も富山には製薬会社がたくさんあるようです。


直江津から信越線に乗って通りかかった上越の駅の建物は完成間近のようでした。            →

夕方、千曲市の学校給食センターに向かいました。

ご指導くださる栄養教諭の先生は、私が大学教員になりたての頃の教え子です。
お忙しい中、いろいろお話を伺ってしまいました。

実習生も頑張っているようです。

富山市に来ています

今朝、ホテルの窓から、立山連峰の後ろから昇る太陽が見えました。山の頂は、雲がかかって“くっきり”とは見えませんでしたが・・・。

昨日、北陸本線で日本海を眺めながら、富山にきました。
海が見えると、「わぁ~、海だ!!」と感激してしまうのは、信州人の特性でしょうか?
良く晴れた日で、幸い指定席も海側。海の景観を楽しみながら、でも、心は穏やかではありませんでした。

富山経済同友会の健康委員会というところからご依頼をいただいて、「日本一の長寿県長野に学ぶ」というテーマでお話することになっていたのです。
富山経済界のトップリーダーの皆様に、お役に立てる話ができるのか、全く自信がありませんでした。
お引き受けしてしまったからには、精一杯準備をしないといけません。

富山県のことについて調べてみて、とても魅力的な県だと思いました。隣の県のこともあまり知らない自分を反省。

日本海側には、長野県の長寿に追いつけ追い越せと取り組まれている県がいくつかありますが、これらの県には長野県にはない豊かな海産物があります。
きちんとしたアセスメント(評価)が行われて、それに対する対策が整えば、長野県は追い越されてしまうような気がしています。

長野県の強みを磨いていく必要があると、改めて認識しました。

会場は、昭和11年に日本海側で3番目のホテルとして誕生したという富山電気ビルディングでした。
今はホテルは閉じて、バンケット会場やレストランを営業しているそうですが、なんとも味わいのある素敵なビルです。

お迎えいただいた控室には、須賀松園作らしい富山電気ビルディングの模型がありました。
とてもよくできていて、写真に収めました。

私の話がなんらかのお役に立てたのかは、わかりませんが、会場には、富山県庁の健康増進係長さんと管理栄養士さんも来てくださっていました。話をしながら、ずいぶん若い社長様もいらっしゃるのだなあと思っていたのですが、その方は管理栄養士さんだったのです。
経済同友会健康委員会が県の健康課に声掛けしてくださったのだろうと思います。
この健康委員会は、今回が立ち上げの会だったそうですが、委員会の皆様の意の強さを感じました。

その後、懇親会で富山のおいしいおいしい海と里の幸をたくさんいただきました。
お刺身、土瓶蒸しなどは言うまでもありませんが、魚津産岩もずくも絶品でした。
お隣に座ってくださった副委員長様に教えていただき、ドキドキしながらいただいた「ゲンゲのから揚げ」も、この富山の岩もずくも、私にとっては初物でした。

ゲンゲのから揚げ
魚津の水族館にはゼラチン質で身をくるんだゲンゲが泳いでいるのだそうです。
水族館は大好きなので、いつか行ってみようと思います。

そうそう、富山駅には八尾市の風の盆のポスターがたくさん貼られていました。9月1日からの開催だそうです。
こちらもまた、いずれ伺いたいと思います。「お待ちしています」とおっしゃってくださいました。

その後、委員長様などにお誘いいただいて、カクテルのおいしいバーに連れて行っていただきました。
こちらは、「地域活性化委員会の関係で行ってみたいのでご一緒してください」とお誘いいただいたのです。
お言葉に甘えさせていただきました。
カクテルについて説明してくださる素敵なマスターがいらっしゃいました。

そちらでもご一緒させていただいた皆様から、いろいろなお話を伺い、見識を高めることができました。
はやり皆様それぞれに、すばらしい方々でした。このご縁をありがたく思います。

「富山もがんばりますよ!」とおっしゃっていただき、「私も長野県で頑張ります!!」と申し上げて、お別れしました。

振り返れば、実り多い一日でした。
富山経済同友会のご関係者の皆様、本当にありがとうございました。

2013年8月24日土曜日

第8回信州公衆衛生学会総会での発表

今日は、長野市保健所で第8回信州公衆衛生学会総会が開催されました。

今年の大会長は、長野県精神保健福祉センター所長の小泉典章先生で、午前中は精神保健に関するプログラムとなっていました。

大会長講演のテーマは、「長野県の地域精神保健の動向」
特別講演では、日本公衆衛生協会理事長の篠崎英夫先生が「地域精神保健活動への期待」というタイトルでお話してくださいました。

精神保健の現状や歴史と課題については知らないことがたくさんあり、自分の認識を変える上で、貴重な機会をいただいたと思います。

午後は一般演題の研究発表。
今年は私もエントリーをし、長野県民の野菜摂取量の季節性について発表させていただきました。

現在、平均寿命が男女とも全国1位である長野県は、野菜摂取量の平均値も男女ともに全国1位です。
その実態を把握したいと考え、既存データを用いて季節性に関する分析を行ってみました。
国民健康・栄養調査などは秋に実施されるので、この季節だけが特異的に多いという可能性もあると考えたからです。
この研究の成果は、信州公衆衛生学会で長野県の関係者に紹介するのが一番いいと思いました。

どの季節が一番多かったと思いますか?
「夏」でした。

長野県の人だったら、なんとなく納得できるような気がするかもしれません。 
秋の摂取量は、最も年間平均値に近い値でした。

「興味深い研究でした」とおっしゃってくださった方もいて、発表した甲斐がありました。

詳細は、そのうち、信州公衆衛生学会のHPに発表抄録が掲載されると思いますので、機会がありましたら、下記のURLをチェックしてみてください。

http://www.shinshu-u.ac.jp/faculty/medicine/chair/pmph/shinshu-kouei/zassi.html

日頃お世話になる何人かの先生方に「ラジオ、聞きましたよ!」と言われました。
はやりNHKの「ラジオあさいちばん」の健康ライフというコーナーのリスナーは、多いのですね。

松本大学を退職された先生からも、この番組で話した内容に関する素敵なメールをいただいていました。
学会発表も終わりました。そのメールをゆっくり読み直してみることにしましょう!!

2013年8月23日金曜日

どしゃぶりの雨の中、伊那市へ

長野市は朝から強い雨でしたが、大学に着く頃、松本平はほとんど雨が降っていなくて・・・びっくり。
北陸地方に大雨警報が出ていたので、今日は長野県でも北部方面で雨が多いのかしらと予想しました。

ところが、ところが・・・午後から伊那市立伊那小学校に臨地実習の巡視訪問に行くことにしていました。

午前中に来学者の予定があって、その打ち合わせを終えて、そろそろ出掛けようかなと思った頃、
松本も、どしゃぶりの雨。
雷も鳴り、一瞬、どうしようかなと思いましたが、行かなければ・・・と思い、出発しました。

高速道路を強い雨とともに移動し、伊那インターを降りても雨の勢いはそのまま・・・。

目的地の伊那小学校は丘の上にあり、ナビの指示通りに動いてもグラウンドには行きつくのですが、正門がどこなのか分からず、その丘の周りをぐるぐると行ったり来たり・・・。
雨の中、庭に出ていたご近所の年配の男性に伺っても、要領を得ません。

ようやくたどり着いて、校長先生にごあいさつ。「迷ってしまいました」と申し上げたら、「そうなんですよね。僕も初めて来たときはわかりませんでした。看板でもたてないといけないかな?」と、おっしゃっていました。

校長室には、校長先生が達筆で書かれた金子みすずの「星とたんぽぽ」の詩が飾られていました。
         
 青いお空のそこふかく、
 海の小石のそのように、
 夜がくるまでしずんでる、
 昼のお星はめにみえぬ。
    見えぬけれどもあるんだよ、
    見えぬものでもあるんだよ。


 ちってすがれたたんぽぽの、
 かわらのすきにだァまって、
 春のくるまでかくれてる、
 つよいその根はめにみえぬ。
    見えぬけれどもあるんだよ、
    見えぬものでもあるんだよ。


3年ゼミ生の実習生は元気に実習に臨んでいるようでした。
栄養教諭の先生は、学校栄養士になって4年目という若い先生で、自分の学生時代を思い出しながら、ご指導くださっているようでした。
お若いのに、しっかり筋の通った先生でした。頼もしい限りです。

ゆっくりお話を伺い、伊那小学校を出る頃、雨はほとんど降っていませんでした。
大雨の中の出張は、何とか無事終わりました。

早寝、早起き、朝ごはん

昨日、スリランカカレーづくりをした「昔語りの会」終了後、上高井郡高山村に向かいました。
長野県北東部にある村で、松川渓谷沿いに点在する温泉と紅葉の美しさで知られています。

3年生の臨地実習の巡視ではありませんよ。

同村中学校の栄養教諭である高橋和子先生から、学校保健委員会の講演会で、東海大学体育学部の小澤治夫先生をお招きしているので、都合がつくようだったら参加してくださいと声をかけていただいたのです。

現在、中学生の生活習慣病予防に関する研究を進めていることもあって、参加させていただくことに決めました。

高山村まで出かけるのは、久しぶりです。

小澤先生は、豊富なデータと先生ご自身の教員として指導経験も踏まえ、力強いメッセージを伝えてくださり、とてもいい講演会でした。
「今後の日本のことを考えると、子どもたちと保護者の皆さんに、今、伝えなければならない」という強い信念にあふれていました。

○健康な体であればこそ、「~したい」という気持ちがわき上がる
○体力が高いと学力も高いというデータがある
○朝ごはんを食べること、それもしっかりした内容のものをできるだけ複数の人と食べること
○外遊びをしない、夜更かしをするなどで、今の子どもたちは、メラトニンサイクルがくるってしまっている---生活リズムを大切にして、しっかり眠ることが大切(私もメラトニンに関連する研究にも取り組んでいるので、とても納得できました)
○体をしっかり動かす
○自然体験、集団遊びは心の成長に大切

考えれば、私たちが子どものころは自然とできていたことが、今はしっかりと考えて取り組まないとできなくなってきているということですね。
外で遊ぼうとすると、熊やイノシシや不審者の心配をしなければならない・・・ある意味、今の子どもたちはかわいそうな時代のなかで育っているということです。
広い意味での環境づくりも進めなければなりません。

学校栄養士の皆さんも何人か聴講されていて、久しぶりにご挨拶できた方々もいました。
いい機会をいただき、感謝です!!

2013年8月22日木曜日

8月の「昔語りの会」 スリランカカレー

有限会社 創生活環境運営の好例者くらぶ「昔語りの会」・・・8月の例会はスリランカカレー。

スリランカから届いた
香辛料の数々
朝、仕事が立て込んでしまって、遅刻してしましました。
会場の「ほっとひだまり」に着くと、いい香りがしていました。

スリランカから香辛料などとともにレシピが届いたそうで、それにそって、カレー作りの真っ最中。

チキンとインゲンとキャベツのカレーです。すでに完成間近でした。
加えた香辛料はそれぞれ違っているようです。

ご飯が炊き上がるのを待つ間、社長さんがスリランカを訪問されたときの写真を映して、いろいろ説明してくださいました。
スリランカカレーをいただく前に、スリランカについて学習し、現地のことを思い浮かべながらいただくことに・・・。

写真には松本大学の教職員の先生方もたくさん写っていました。
3種盛りのカレーライス

創生活運営さんと松本大学は、私たちの人間健康学部ができる前からいろいろな活動を共にしてきていることを知りました。

ご飯が炊き上がり、楽しい試食。
社長さんがスリランカ仕込みの右手で食べる方法を実演してくださいました。
手食の実演

「日本じゃ、お行儀が悪いって言われちゃうわねぇ」との声。ところ変わればマナーも変わるですね!
インドやスリランカの方は手食で品よく召し上がるそうですが、慣れないと手食も難しいものです。

「いつも食べるカレーとは違って、香りがよくておいしい」という声。一方では、チリパウダーが入っていて、「辛くてだめ~」という方も・・・。

私は完食! 最後に紅茶も2杯いただき、スリランカの食を満喫!!

ごちそうさまでした!!

会の様子は、下記のブログに詳しく報告されています。ご覧ください。 


2013年8月21日水曜日

残暑のなか、先生方は大忙し!!

「大学の先生は、夏休み中、暇でいいですねぇ」といわれることがあります。
もちろん、授業はありませんが、実は夏休みもかなり忙しいのです。

全学休館期間明けの今週は、前期試験の成績付けをしなければなりません。
また、今週から3年生の臨地実習が始まり、先生方もそれぞれに割り当てられた実習先へと巡視に出向きます。

20日の火曜日は卒研ゼミ生が集まることになっていて、一日中、卒業研究指導でしたが、今日は私も佐久総合病院の老人保健施設にうかがいました。

おいしいと評判の五郎兵衛米の産地である旧浅科村を通りかかったとき、田に目をやれば稲穂が伸びていて、ふと、秋の気配を感じました。でも、暑いこと!!

佐久総合病院は大きな病院です。
何回かごあいさつに伺ったことがありますが、行く度に病院の中で迷ってしまいます。
新しく建設中の病院の建物には、セントラルキッチンができるのだそうです。今度伺うときは、そちらに行くことになるのかもしれません。

今回も老健施設の建物がわからず、ぐるっと回って総合受付で確認すると、最初にこのあたりかしらと思った建物が目的の建物でした。最初の「よみ」は結構正しいものです

やっと老健施設に入ると、「先生!!」と呼ぶ声。
今回、松本大学の学生を指導してくださっている管理栄養士さんも前任校での教え子でした。
ふたりで「どうしたのかな?」と待っていてくれたようです。

学生は元気に意欲的に実習に臨んでいるとのことでした。

2期生の男子学生が病院の管理栄養士として採用していただいているのですが、その卒業生もよくやっているということでした。

会うことはできませんでしたが、卒業生の活躍ぶりを聞くのは、うれしいものです。
みな、大きく成長してね!!

ラジオ番組の再放送

今年の5月末に1週間にわたって放送されていたNHKラジオ第一「ラジオあさいちばん―健康ライフ」のコーナー「信濃の国から 食と健康を考える」が、今週、再放送されています。

前回、この番組のリスナーが多いことにびっくりしたのですが、今回もさっそく四国にいる大学時代の友人から、「また、楽しみに聞こうと思います」とメールが届きました。
大分県の友人にも、連絡してくれたそうです。
この四国の友人とは、関西方面に出張したときに時間があれば、奈良に住む友人と3人であったりするのですが、今度、皆で会うときには、大分の友人も参加したいといっていましたよとの報告。

私のラジオ番組への出演が皆で会うきっかけになるとすれば、うれしいことです。

丁度このタイミングで5月に番組を聞いてくださった方から、情報誌への執筆依頼をいただきました。胃切除を経験した方たち向けの情報誌だそうです。

立派な方々が文を寄せているようなので、私で務まるかなと考え中です。

2013年8月18日日曜日

夏季休業中とはいえ・・・

夏季休業中の全学休館期間が終わり、8月18日から、再び、大学が動き出しました。

18日は、キャンパス見学会。
大学院進学希望の教え子(・・・といっても病院の管理栄養士として活躍している方です)が来学されることになっていたので、出勤しました。
働きながらの研究はたいへんですが、入学して成果をまとめてほしいと思います。

めずらしくお盆休みの期間、大学に1日も来なかったので、仕事が山積みになっていました。
ひとつひとつ終わらせていくしかないですねぇと思いつつ、やっていると・・・あっという間に夕方になってしまいました。

ORプロジェクトの畑に寄ってみましたが、すぐ、うす暗くなってしまって、ほとんど畑作業は進まず・・・雑草が勢いよく生い茂ったままです。

3年ゼミ生の皆さん、手入れができずにごめんなさい。
なかなか仕事のペースがもとに戻りませんねぇ。日曜日ですし、仕方がないということにしておきましょう。

2013年8月11日日曜日

“おいでよ♪ 松大健康教室” 無事終了!

猛暑が心配された8月11日、夏休み前から準備を進めてきた「おいでよ♪ 松大健康教室」の開催日です。

質問紙による食事調査のコーナー
申し込み者が16名と少なかったのは残念なことでしたが、健康栄養学科の3年生が各コーナーに分かれて精一杯対応しました。
子どもたちが4名参加してくれましたので、Kidsコーナーも、無事、自分たちが作製した紙芝居を演じることができました。
良かったです!!

9時に集合して準備開始。
10時過ぎに開会セレモニーで、この企画に関わってくださっている先生方をご紹介させていただきました。
参加してくださった皆様には、不手際があるかもしれませんが、楽しみながらご参加くださいとお話させていただきました。

食育SATによる診断コーナー
初めての企画だったため、想定したように進まなかった部分もありましたが、気配りできる学生もいて、その都度、調整しながら対応していくことができたと思います。

このような気づきができる学生たちは、やはりいろいろな企画やイベントに参加してきている学生たちのようです。
私たち教職員は、学外また学内でも学外者と関わる場の設定を心がけていますが、その成果ともいえる「地域の中で学ぶ」という松本大学の教育方針のともに成長した学生たちがいることを、うれしく思います。

参加者の皆さんには、身体計測コーナーでの測定を終えた後、食事の各コーナーを回っていただきました。
各コーナーでは、興味を持って取り組んでくださり、思ったより時間がかかっていました。人数が多かった場合、何らかの対策を考えないといけません。反省点のひとつです。

10時40分からは、運動タイム。

スポーツ健康学科の2名の学生さんが、田邉愛子先生の指導のもと、理論に基づいた家庭で気軽くできる運動メニューを紹介してくれました。
この時間は、栄養の学生もいっしょに運動です!

暑い中でしたが、体をしっかり動かすのは気持ちがいいものですね。

松本大学のスポーツ健康学科の学生さんたちは、日頃から、学外での運動指導の経験が豊富です。栄養の学生たちには、そのしっかりした指導ぶりから、多くのことを学んでほしいと思います。

このように学び合うことも、この健康教室を企画した理由のひとつでした。
健康づくりの3要素「栄養・運動・休養」のうち栄養と運動の2本柱の学科をもつ松本大学人間健康学部で学ぶことの強みを生かして、専門家として成長してほしいという思いがあります。

この健康教室が、今後、両学科のコラボレーションが一層発展していく第1歩になればと思っています。

各ブースの結果をもとに
対応した栄養相談コーナー
運動タイム後、各測定コーナーの結果シートを用いて、栄養相談コーナーで食事のアドバイス。
学生たちにとっては、一番緊張するコーナーかもしれません。

多くの学生に経験してほしかったのですが、今回は限られた学生が対応し、たぶんこれまでの学習を振り返るいい機会を与えてもらったのではないかと思います。

参加してくださった皆さんへのアドバイスが終了したところで、閉会セレモニー。

学生に学習の機会を与えていただいたことに対するお礼の気持ちをお伝えしました。
「参加してよかったです」とおしゃってくださった方もいて、ほっとしました。

お申込みいただいた皆様、本当にありがとうございました。

廣田ゼミではその後、長野県の学校栄養士の皆さんが進めている児童生徒の食生活実態調査のデータ入力作業サポートに関する説明会・・・その後、皆で大学近くの「すいか村」に出かけて、波田のスイカを購入して解散!

暑い中での健康教室を実施した後でしたが、10kgのスイカを電車を乗りついで持ち帰るゼミ生もいて、やはり若いなあと感心します。
皆、無事持ち帰ったかしら?

ゼミ生も含めて・・・健康栄養学科3年生、ご協力いただいたスポーツ健康学科の学生の皆さん、ご指導いただいた先生方、お疲れ様でした。
これから素敵な夏休みを過ごしてください!!!

2013年8月10日土曜日

掛け持ちで準備作業

10日、松本大学で長野県栄養士会の生涯学習研修会が行われました。

午前中は国立健康・栄養研究所の宮地元彦先生による新しい身体活動指針についての講義。
アクティブガイドの“プラス10”というのは、よく検討さえていてすばらしいとキャッチコピーだと思っているのですが、それらを中心となって検討されてきた宮地先生のお話を伺えるのを、とても楽しみいしていました。
科学的根拠と実施可能性の両者を考慮してどのようにまとめてきたのかを、分かりやすくお話くださり、得るものがたくさん・・・。

宮地先生は、本学スポーツ健康学科の田邉愛子先生の恩師ということで、講義後の昼食時間には田邉先生も駆けつけてくださいました。
松本市にも親戚筋のご縁があるそうです・・・何だかうしれいですね。

午後は必須のシンポジウム。
進行役等を務めることになっていましたが、翌日に予定している「おいでよ♪ 松大健康教室」の準備でレンタル業者さんの納品、学生が集まっての準備なども予定されていました。

あっちに行ったりこっちに来たり、研修会と体育館の準備の掛け持ちで気持ちは慌ただしかったのですが、実際には体育館の準備は助手の大森先生と栄養教育実習のTA(Teaching Assistant)を務めてくれた大学院生が進めてくれて、私が駆けつけた時はほとんど準備が整っていました。

暑い中、準備に来てくれた学生たちにも感謝です。

明日も猛暑のようですが・・・さあ、頑張りましょう!!

2013年8月9日金曜日

学友会の上高地ハイキング

暑いですね! 今日は、松本の日中本来の暑さを知りません。

松本大学学友会の体育局が企画した「上高地ハイキング」に参加していたからです。
清々しく、楽しいハイキングでしたよ!

8:45頃、大学のバスに乗車して上高地に向かい、10:10頃大正池に到着。総勢35名(たぶん?!)の隊列で、河童橋に向かって出発。
梓川の清流は、何度見ても感激します。
河童橋から穂高連峰を望む

参加学生の半数程度は健康栄養学科学生で、3年生を除く各学年の学生が参加していました。4年生も5人・・・「学生時代の良い思い出に!」と参加したそうです。
先生方は私を含めて5人。スポーツ健康学科から3名、健康栄養学科からは2名です。

私は申し込みがぎりぎりでした。予定が立て込んでいましたが、久しぶりで山に行ってみようと思ったのです。

梓川沿いを上流に向かって歩くこと70分。ウェストン碑の前を通って河童橋につくと、都会並みの人だかり。夏休み真っ最中ですものね。それにしてもすごいです。
透明で川底が見えているのが
わかるでしょうか?
ともあれ、河童橋からの穂高連峰の眺めは、格別です!!

20分弱休憩して、記念写真。写真をとるサービスをしている方が、シャッターを押してくださいました。「はい、チーズ!」ではなく、「ここはカッパバシー!」という掛け声とともにパチリ!!

その後、明神池に向かい、梓川の透明度に感嘆しながらウォーキング。ほとんど高低差がないので、カジュアルな服装で行き来する人ともたくさん出会いました。
明神池

明神池は初めてでした。庭師が作ったような池の造形には、さすがに厳かな気分になりました。

明神橋を渡った川岸で待望の昼食。
おむすびがおいしいこと! 
パンを食べている学生もいましたが、やはり山ではおむすびですよね!
明神橋

14:00に明神橋を出発し、河童橋に戻りました。
テント場を通り過ぎて、河童橋からバスターミナルに出ると、また、びっくり。
すごい人とバス。夏の上高地はこんなことになっているのですね!

大正池からこちらに回っていてくれた大学のバスに揺られて、大学に戻りました。

16:30頃になっていましたが、暑かったです。

皆を適切にリードしてくれた体育局の皆さん、お世話になりました。
山登りもしたかったですが、皆が楽しくウォーキングできるとてもいい企画だったと思います。

ありがとう!!

第4期 松本山雅“スタめし”メニュー完成発表会

8日は、朝から、11日(日曜日)の「おいでよ♪ 松大健康教室」の準備。
必要物品をチェックしながら、これまで3年生が進めてきてくれた過程を振り返っていました。

総仕上げの健康教室がうまく進みますように!!

その準備中に、秋の大学祭で開催することになっている「1日限りのレストラン」のメニュー検討の試食に誘っていただき、顔を出しました。

メニュー検討は、給食経営管理分野を担当されている成瀬先生の研究室の4年生が担当しています。
最初の試作品ということで、先生方や仲間からいろいろな意見が出されました。
多くの指摘をもらって、ちょっと切なかったかもしれませんが、これを糧に成長いってくださいね。
多くのコメントは、皆の期待の表れですから。

応援していますよ!!

夕方18時からは、第4期 松本山雅“スタめし”メニュー完成発表会。
今回は山雅FCさんの企画運営で実施されました。
この活動は今年で3年目ですが、これまでに山雅のホームスタジアム「アルウィン」の“スタめし”として販売されたものは20メニュー。第4期の今回は14メニューが販売されます。
回を重ねるごとに活動が充実し、うれしく思います。

4月に活動を開始してから、学習会、現地視察、学内セレクションを経て、6月には出展業者さんをお迎えしてメニュー提案会を実施しました。そこで採択されたメニューについて、業者さんと検討を重ね、この日の発表となりました。

皆のプレゼンテーションはとても上手で、頼もしい限りです。

今回は、松本山雅に所属する学生と同年齢の4名の選手の皆さんが、試食役として参加してくださり、提案者の学生と話をしながら召し上がってくださいました。
選手の皆さんの「これ、おいしいです!」という言葉は、学生たちにとっては、とてもうれしい言葉だったと思います。

6月の提案会の時と比べると、その商品の質は格段に上がっています。学生の提案を受け入れてくださり、よいものにしようとしてくださる業者の皆様がいてくださるからこそ、できる活動です。
心よりお礼を申し上げます。

学生は成長し、きっといつか何らかの形で地域の皆さんに恩返しをしてくることと思います。私たちは、山雅FCをはじめ、地域の皆さんのご協力に感謝しつつ、“地域の幸せづくりの人づくり”(松本大学の初代学長であった中野和朗先生が松本大学の教育理念をわかりやすく示した言葉です)を進めていきたいと考えています。

2013年8月8日木曜日

立秋!?

8月7日は立秋だったそうです。

太平洋高気圧が張り出して、体温を超える気温になった地区もあったとニュースが伝えているなかで、立秋といわれても「うそーっ!」という感じです。

弱めに設定されているとはいえ、クーラーの聞いている部屋で会議などがあると、動き回るわけにもいかないので、じっとしていて足元が冷えてきます。
一方で、外に出たときは暑くて、強い日差しを避けながら日陰を歩きます。

先日、ゼミの卒研生がサポートしている高校の女子バドミントン部の先生からお電話がありました。
北九州で行われるインターハイのために遠征しているのです。

試合前の宿泊地で、慣れない暑さに選手の皆さんは疲れがたまって食欲がなくなり、食べられなくなっている、どうしたらいいでしょうかという問い合わせでした。
長野県も気温は他の地域に負けずに高くなりますが、それでも湿度が低めで、朝夕は気温も下がることが多いので、西日本の暑さとは違います。

遠征先でも可能な方法をいくつか提案しましたが、その後、持ち直してくれたかしらと気になります。
ここ数日、長野県でもこの暑さですから、西日本の暑さは相当きびしいでしょう。

実力を発揮して戦ってくれることを祈りたいと思います。

2013年8月6日火曜日

やっと夏休み

前期試験は今日で終了! 学生たちは、明日からやっと夏休み!!
皆、少し明るく弾けた感じです。


試験終了後、3年生とともに、8月11日に予定している「おいでよ♪ 松大健康教室」のリハーサルを行いました。
体育館の中の暑いこと。ここしばらく猛暑が続くらしいので、11日は大丈夫かしらと心配です。

まだ、参加申し込みが少なく残念! 
でも、いらっしゃった方々に楽しんでいただける企画にしましょうと伝えました。

それが終わってから、3年ゼミ生と夏休み中のゼミ活動について話し合い。

「給食の運営」という1週間の臨地実習もあり、皆それぞれに予定が詰まっているようです。
それでもいくつかの活動日を設定しました。
ORプロジェクトの畑の水やり当番まで決めてくれていました。 ありがとう!!

私は自分のスケジュール表を確認して、あっという間に9月末の夏休み明けを迎えてしまいそうで、気が重くなってしまいました。
これはいけません。

前向きに、考えていくことにしましょう! 皆にとって、素敵な夏休みでありますように。

2013年8月4日日曜日

8月最初のキャンパス見学会

松本大学の8月のキャンパス見学会は、2回予定されています。
今日はその1回目。
ミニ講義を担当しました。テーマは「チャレンジ食育活動」。
参加された高校生と保護者の皆さんが、熱心に聞いてくださいました。

進路として健康栄養学科を考えるのは、女子高校生が多いのですが、男子も混じっていました。
私のすぐ前に座ってくれた男子高校生は、ずいぶん熱心に聞いていました。

今の在学生でも健康栄養学科各学年80名~90余名の中で、男子学生が数名から十数名、在籍しています。なかなか面白い存在で、卒業生も個性を発揮して活躍しています。

今日、出会った高校生たちと、入学後にいっしょに食育活動を展開できることを、楽しみにしていましょう!!

キャンパス見学会のプログラムが15時過ぎに終了し、今日もまた、ORプロジェクトの畑に行ってひと仕事。

ナスとピーマンとオクラが収穫できました。

今日は、トンボに出会いました。
久しぶりにトンボの顔をじっくり見ました。子どものころを思い出します・・・。

いきものと出会う畑、いいでしょ!・・・といっても熊や鹿やイノシシとではありませんよ!!

2013年8月1日木曜日

ORプロジェクトの畑通信 8/1

松本大学6号館3階・・・健康栄養学科の先生方の研究室が並んでいます。

試験の採点を終えた先生方が、その結果について研究室のドアに掲示する時期になって、学生たちが研究室前に集まるようになりました。
「わぁ、よかったぁ!」という声も聞こえてきます。もちろん残念な結果だった学生もいるわけです。

私も早く掲示してあげたいと思い、採点作業に勤しみました。
単純に採点できる問題が終了したところで、後の記述式の採点の前に、一休み。
記述式の採点は、見ていくうちに得点の基準がずれていく可能性があるので、気合いを入れて採点しなければならないと思っているのです。

・・・というわけで、昨日行きそびれたORプロジェクトの畑に行って、リフレッシュしてくることにました。
巨大に育っている
ナスがわかりますか。
まぁ!!! 本当にナスがたくさん実をつけていました。学生が心配するわけです。
オクラも10cmを越えてしまっているのがたくさんあり、持参した袋は瞬く間にいっぱいになってしまいました。

ミニトマト(昨日、学生が収穫してくれたのをいただきましたが、甘くてとってもおいしかったのです)とピーマンも収穫。

畑の奥の坊っちゃんカボチャは、のびのびと広がっていて、足の踏み場もありません。

ブッシュもどきの
坊っちゃんカボチャ
1994年にソロモン諸島国ガダルカナル島にいったときに伺った村の畑を思い出しました。キャッサバやインゲンなどが、畑なのか、ブッシュなのかわからない状況で育っていました。

ORプロジェクトの畑は、今にもその状況になりそうです。
少し草取りをしていたら、うす暗くなってしまったので、大学に戻りました。

6号館に入って、出会った学生だちにナスやオクラを分けてあげて、研究室にもどるころには、ちょうどいい数になっていました。
ゼミ生は、生協あたりで無人販売所みたいに売るのはどうだろうと言っていたので、出会った学生たちに配ってしまったといったら、叱られるかしら? 
この時期、ナスやキュウリはいただきものが多いので、売れないかもなぁ・・・ということもあり、許してもらうことにしましょう。

その後、集中して採点し、掲示して帰りましたょ!