2014年4月27日日曜日

富岡製糸場のニュースに触れて

群馬県の富岡製糸場と絹産業遺産群が、世界文化遺産候補の事前審査を行うイコモスから、「登録」との評価を得たというニュースが流れています。

勧告が認められれば、世界文化遺産に登録され、日本の世界文化遺産がまたひとつ増えるわけです。

富岡製糸場・・・栄養士・管理栄養士の皆さんは聞き覚えがあるのではないでしょうか!

富岡製糸場は1872年に明治政府が設立した官営の製糸場ということですが、日本で初めて工場で給食が提供されたところ・・・と私たちは学習しました。

工場で働く女工さんたちに食事が提供された事業所給食発祥の地ということになります。

当時は殖産興業の旗印のもと、働くための糧としての給食だったのでしょう。

現在の産業給食はそういう目的だけではありません。
栄養士さんや管理栄養士さんが考えて提供する給食は、従業員の皆さんの健康管理を考えた食事の提供であり、栄養教育の教材としての役割も担っているわけです。

ニュースを聞いて、日本の産業の発展と、健康課題や食事の変遷について考えた日となりました。

長野県栄養士会の会議

25日(金曜日)は(公社)長野県栄養士会の理事会でした。
5月に開催される総会に向け、審議が行われました。

10年間、長野県栄養士会の事務局で、栄養士会の活動基盤づくりから財務管理までをを担当してださった小笠原常任理事が今期で退任されることになりました。
公益社団法人に移行するときにもたいへん大きな役割を担ってくださいました。

会長の発案で、理事一同から胡蝶蘭の鉢植えをプレゼントさせていただきました。

この10年間を振り返ってのごあいさつがありました。

私が初めて理事として栄養士会に関わるようになってから、副会長として務めさせていただいた今日まで、いっしょにさせていただいた活動も数多くありました。
ごあいさつをお聞きしていて、それらの活動を思い起こしていました。
長野県栄養士会の事業等について学会発表をして全国に発信したこともありました。
発表内容を相談し、いっしょに学会に参加したことを思い出します。
本当にお世話になりました。ありがとうございます。

私も副会長の任は今期限りとし、次期は平理事として新しい生涯教育制度の構築に力を尽くしたいと考えています。
小笠原さんのホッとした気分と、あとのことを少し心配する気持ちがわかるような気がします。

翌日の26日(土曜日)は、松本大学で長野県栄養士会中信支部の報告会が開催され、午前中だけ出席しました。

議事の後、まつもと医療センター松本病院の樋口誠先生を講師に迎えて、慢性腎臓病(CKD)についての教育講演会がありました。
とてもわかりやすい説明で、講演会を聞かせていただいた松本大学4年生の3名にとっても、よい学習の機会になったのではないかと思います。

現職の栄養士・管理栄養士の皆さんが常に学習を重ねていることを知り、専門職としての姿勢を学びとってくれたらうれしいことです。

2014年4月23日水曜日

姨捨サービスエリア

久しぶりに高速道路長野道上り線の姨捨サービスエリアに寄ってみました。

今日のスタートは、長野県栄養士会事務局で25日にある理事会に向けてのミーティング。

その後、(公財)長野県健康づくり事業団を訪れました。
5月に私の授業で、サポータ教員として講義や実習を担当していただく予定の五十嵐宏美健康運動指導士さんと小林泉江管理栄養士さんとの事前打ち合わせを行うためです。

打ち合わせを終え、正午過ぎに長野を出て大学に向かいましたが、その途中で姨捨のサービスエリアへ。

しばらく前に通ったときには工事中でした。

すっかり衣替えをして、何だかおしゃれな建物に変わっていました。
外観は大きな赤い暖簾風の垂れ幕が似合う和風のつくり。
中は、これまでのごちゃごちゃした感じと異なり、ゆったりとしたスペースにレストランと物販コーナーとが配置され、落ち着いた雰囲気の店づくりとなっていました。

トイレの工事も行われたようです。

中に入ると、区画の仕切りが1mあまりの幼児向けのトイレがありました。
あまりにかわいらしかったので、カメラで撮影!!
微笑ましいですね。

そして、午後2時に大学に到着。
半日分の仕事が積み上がっていました!

2014年4月19日土曜日

松本大学の桜並木

松本大学の桜並木
気持ちのよく晴れた土曜日。

(公社)長野県栄養士会飯田・下伊那支部の支部長さんから、栄養士会員の皆様に本年度から新しくスタートする生涯教育制度について話してほしいという依頼を受け、午後から、飯田市に向かうことになっていました。

講演の準備のために大学に寄りましたが、松本大学の北側にある並木の桜は今が満開! 見事です!!

準備が整い、中央道を走って飯田に向かいましたが、伊那インターのあたりで、すばらしい桜並木だったのだと気がつきました。この季節に走らないとわからないのですね!
車を止めて、ゆっくり眺めたくなりましたが、しっかり運転しないと・・・。

伊那の高遠の桜もちょうど見頃という季節だからでしょうか、駒ケ岳サービスエリアには人がたくさんいて、びっくり。
駒ケ岳サービスエリアからの眺め
サービスエリアから見える駒ケ岳には、まだかなり雪が残っています。桜+残雪の山という構図も素敵です。

飯田に向かうほどに、萌黄の季節に移り変わっていることを感じました。
大好きな萌黄の季節も間もなくです。

冬枯れの山々が芽ぶきの前に少し赤みをました茶色になるのをご存知ですか?
このような色合いの変化に心が浮き立つ季節・・・山に囲まれた信州に住む幸せを感じるときです。

飯田市での講演では、伝えきれなかった部分もあったと思いますが、なんとか役目は果たせたかなと思います。

気持ちよく、ドライブを楽しむことができた1日でした。

2014年4月16日水曜日

栄養教諭の教育実習事前指導で気づいたこと

松本大学の健康栄養学科では栄養教諭の1種免許が取得できます。

この時期、新3年生の栄養教諭課程履修者には、教育実習先依頼についての説明が行われます。
基本的には教職センターの先生方が担当してくださるのですが、栄養教諭は他の教科科目の教育実習とは異なる部分があるため、毎年、私も話をさせていただきます。

栄養教諭制度は平成17年にスタートしたのですが、最初の頃は実習依頼先の学校から「どんな実習プログラムを組めばいいのかわからない」「指導できる先生がいない」などといわれてしまい、実習についてご理解いただくのがたいへんでした。

今は小・中学校に在籍する栄養教諭の先生方も増え、栄養教諭の教育実習について理解していただけるようになったので大丈夫・・・と学生に伝えました。

私は「栄養教諭制度がスタートして、まだあまり日が経っていない」という意識がありますが、学生たちは、平成17年当時は小学生だったわけですから、ずいぶん前のことと感じるのでしょう。

世代が違うことを実感した時間でした。

2014年4月15日火曜日

毎年のことながら・・・日本栄養改善学会への演題登録

毎年9月に開催される日本栄養改善学会学術総会ですが、今年は8月下旬の日程となっています。

演題登録の締め切りがいつもより半月ほど早く、15日の正午となっています。

日本栄養改善学会は管理栄養士・栄養士の皆さんや栄養学の実践系研究者が最も多く参加する学会です。
毎年、松本大学の健康栄養学科の実践系の先生方の多くが演題を申し込みます。

ここ数日、皆さん演題登録に向けてラストスパート!
私自身も、私が関係する研究のメンバーも準備に大忙しでした。

大学を出る前に、インターネットからの演題登録を済ませました。

毎年のことであるにも関わらず、どうしても締め切り間近の完成となってしまい・・・いけませんねぇ!

私がまとめる必要がある研究については、登録終了。
自分自身に、「お疲れさま~!!」

2014年4月12日土曜日

咲いた、咲いた、桜が咲いた

松本大学のキャンパス内にも桜の木がありますが、南側にある数本は7分咲きくらいになってきました。
ようやく本格的な春です。

今日は3月に卒業した大学院生と夏に開催される学会の演題登録などについて話し合うことになっていました。

病院に勤めて、気の張った日々を過ごしているようです。
特定保健指導なども担当し、理論と実際の違いを実感していると話してくれました。
このように悩みながら一人前になっていくのでしょうかが、明るい顔だったので安心しています。

卒業したゼミ生たちも元気にやっているかしら?
4月末に始まるゴールデンウィークまで、ホッとする間もなく日が過ぎていくのでしょう。
私もにたような状況ですが・・・。

皆、しっかりね!

講義が始まって1週間

月曜日から2014年度の講義がスタート!
3年生の講義と実習、3年生&4年生のゼミ、1年生の講義、それぞれの第1回目が終了しました。

進級した3年生。実習が始まると講義だけの時にはわからなかった一人ひとりの個性が垣間見えます。
私の実習はグループワークが多いので、一人ひとりが積極的に関わってお互いに影響し合い、充実した実習にしていってほしいと思っています。

9日水曜日の昼休み。4年生の発案による3年ゼミ生との顔合わせ会。
3年生は授業が立て込んでいるので、AクラスとBクラスの両方が開いている時間を設定するのが難しいのです。
皆で、昼食を持ち寄って自己紹介。
4年生たちは「4年生になったのねぇ!」という感じで、リードしていました。

3年生のゼミ長は男子学生に決定。
どんな3年ゼミナールになるか楽しみです。

金曜日には1年生の講義がありました。
今年は男子学生の割合が多く、それも最前列と2列目にズラ~っと並んでいたのでびっくり。
そして何だか頼もしい感じもしました。

「90分の授業は長いと感じますか?」と尋ねたら、半分ほどの学生が手を挙げました。
しかし、講義の間、ほとんどの学生は熱心に耳を傾けていてくれたように思います。

これから4年間、しっかり学んで、すばらしいセンス+しっかりした知識とスキルを持った食と栄養のプロフェッショナルをめざしてください!!!

2014年4月5日土曜日

本当に雪になるの?+ちょっと浮き浮き

昨日は学部新入生のオリエンテーション、今日は大学院新入生のオリエンテーションでした。

私の研究室にも社会人の院生が入ってきます(前任校の教え子ですが、今は病院の栄養科長さんです)。

私の研究室から見える大学の野球グランドでは、硬式野球部の試合が行われています。
野球部の皆さん、頑張ってください!!

よく晴れて、応援の声も弾んでいますが、予報では今日の夜から、雪になるかもしれないとのこと。

寒くならないうちに帰宅したいと思います。
マイカーのタイヤを履き換えてしまい、雪が降ると困ってしまうので・・・。

昨夜、山形県長井市の菅野芳秀さんにメールを差し上げました。市民による町づくり ― 生ごみ循環システム ― をつくりあげる中心となり、今も精力的に活動されている方です。

以前、松本大学にお招きしてご講演をいただき、学生有志とともに長井市をお訪ねし、大学教育GPの取組のまとめとして実施した本学のGPフォーラムにもお越しいただき・・・というご縁があります。

今年、再度、学生と長井市に行ってみようと思いまして、お願いのメールを差し上げました。
「長井市を手本として、もっと先進的な事例をつくりあげているところも出てきていますよ」とお知らせくださり・・・どうしようかなと考えています。
でも・・・私が学生たちに伝えたいことは、生ごみ循環システムそのものよりも、それをつくりあげてきた菅野さんや市民の皆さんの思いなのかも・・・そして、私は菅野さんにお目にかかって自分のパワーを充電したい・・・ようなのです。

今日は、お返事をいただいたことに感謝しつつ、浮き浮きと過ごすことにして、学生とのツアーについて考えるのは、もう少し先にしたいと思います。

2014年4月2日水曜日

松本市の管理栄養士となった卒業生からのうれしいメール

2年前に卒業した2期生からメールが届きました。

これまで、松本市内の学校で代替の学校栄養士として頑張っていた卒業生が、松本市の正規の管理栄養士として採用されたのです。
保健センター等に配属されるか、学校の栄養士としての配属か、わからなかったのですが、調理員さん60人、8000食を提供する大きな給食センターのアレルギー対応食専門栄養士に決まったそうです!

県の学校栄養職員の採用試験を受けて栄養教諭になることをめざすか、松本市の行政管理栄養士になるかで悩み、松本市の採用試験の受験前に相談にのった経緯があったので、まずは、子どもたちに関わることができる職場でよかったと思います。

「とてもやりがいがありそうです!いろいろと悩みましたが、前向きな気持ちでいっぱいです。自分なりに精一杯がんばりたいと思います! 」
とのメールをいただき、なんとうれしかったこと!!

それに、「同期採用の管理栄養士は3人とも松本大学の卒業生でした」と伝えてきてくれました。
1期生、2期生、3期生がそろって採用されたのです。
松本市の採用試験は管理栄養士免許を持っている人しか受験できないので、、新卒での採用はないのです。3名とも他の職場で働いた後、採用になりました。

同窓生なので、すぐに打ち解けることができたそうです。
彼女のメールに記されていた「改めて、松本大学でよかったなあと思いました! 」は、私にとって、とてもとてもうれしい言葉でした!!

実は松本市には、もう一人、2期生が嘱託採用になっているのです。

皆の活躍を楽しみにしています!!!

2014年4月1日火曜日

2014年4月1日

新年度のスタートです。

消費税増税などに関わってびっくりししたのは、ETCの高速道路代。
通勤割引制度が少し変わったようですね。(今日まで知りませんでした。)

インターを出るときに、いつもの倍以上の額が表示されて「えーっ!?」…でした。
ガソリンも値上がり、マイカー通勤者にとってはかなり痛手です。

ともあれ、新年度が始まりました。

午後には全学の教職員が集まり、その場で、住吉学長が新年度の所信をお話され、皆の新年度に臨む気持ちが引き締まりました。

健康栄養学科も新しくお二人の先生方を迎え、パワーアップをめざします!!