2014年6月29日日曜日

残念でした! 長野県サッカー選手権

6月29日(日曜日)は、大学で管理栄養士さん仲間が集まって学習会を行うことになっていました。

その学習会を午前中で終了していただくようにお願いし・・・午後から第19回長野県サッカー選手権の決勝戦があり、観戦しに行こうと思っていたのです。

松本大学のサッカー部が決勝戦まで進み、このところ大学内では急ごしらえの応援団が応援練習をしていました。
普段サッカー観戦などに出かけることはない私でも「行ってあげたいな」と思ったのです。

学習会が終わって管理栄養士の皆さんを見送ると、ちょうどサッカー部の選手たちなどが会場のアルウィンに向けて出発しようとしているところでした。

昼食にはお餅入りの力うどんを食べてきたそうです。いいチョイスですね!
「精一杯、頑張ってね!」と声掛けして、出発を見届けました。

一仕事して、試合開始時刻にやや遅れて、アルウィンへ。

松本大学の応援団が陣取っているところはすぐに見つかりました。
皆で、応援練習の成果を発揮・・・。直射日光を避けつつ、私も応援に加わりました。
Matsumoto Universityの青いタオルを渡されて、応援団の一員に加わっている気分が高まりました。

残念ながら、
FC上田ジェンシャン 2-0 松本大学サッカー部
で、優勝は逃してしまいました。

サッカーがよくわかっている教職員の皆さんは、いろいろコメントしていましたが、それは脇に置くとして、広いサッカー場を駆け回り続けた選手たちには、感動しました。

お疲れさまでした。次の試合に向けて頑張ってほしいと思います。

2014年6月26日木曜日

仙台からの戻ると・・・

仙台市内で、第3回一般社団法人全国栄養士養成施設協会の総会が開催されました。

会場となった江陽グランドホテルはクラシカルで重厚な感じがするホテル。ホテル内には、彫像や絵画がたくさん飾られ、シャンデリアもとても立派でした。

基本的には、栄養士や管理栄養士を養成する大学、短大、専門学校などの理事長や学長といった先生方が会員として出席なさっています。

松本大学は、今期から私が代表として出ることになりました。

さらに、今期は北信越ブロック選出の代表理事を務めることになり、総会後の理事会にも出席しました。

養成校の理事長・学長などの先生方が多いなかで、なんだか場違いな感じがしますが、しっかり務めなければなりません。

会議後には情報交換会が開催されました。
余興も準備されていて、楽しい会でした。

ゆっくりしたいところでしたが、明日は授業があります。今日中にもどらなければなりません。

夕方に仙台を出て、新幹線を乗り継いで長野に戻りました。

自宅に戻ると、前任校にいたときにお世話になり、その後仙台にある大学に転出された先生から電話があったとのこと。

私から電話をおかけして、何年かぶりでお話しました。
仙台でお会いできなかったのは残念ですが、仙台に行った日に、仙台にいらっしゃる先生からご連絡があるなんて、なんだか不思議です。

2014年6月25日水曜日

仙台へ

午前中に4年生の卒研ゼミ、昼休みに3年ゼミを行った後、長野市の自宅にもどり、仙台に向かいました。

明日、仙台市内のホテルで全国栄養士養成施設協会の総会があり、出席するためです。

仙台駅で降りるのは、大震災後初めてです。
駅は補修工事のようですが、震災の影響なのかはわかりません。

食育推進全国大会後にバーンアウトしている暇もなく、次々といろいろなことが進んでいきます・・・。

夕方には仙台に着いたので、少しゆっくりする時間をもつことができました!

2014年6月24日火曜日

サッカー天皇杯の県予選に向けて

6月23日(月曜日)には、食育推進大会の撤収品を積み込んで大学に向かいました。
片付けには、しばらく時間がかかりそうです。

24日の栄養教育実習時に学生たちには準備から当日までを振り返ってもらい、成果と課題についてまとめの作業をしました。
いい気づきもあったと思います。

もう、この3年生に授業としてこのような場を提供してあげる機会はないと思いますが、今回の経験を今後のゼミナールでの活動、就職してからの仕事に活かしてほしいと思います。

さて、このところ昼休みになるとキャンパス内には大太鼓の音が響いています。

松本大学のサッカー部が天皇杯に向けての県予選決勝戦まで駒を進めているのです。

29日の日曜日に行われる決勝戦では、急遽、応援団を組んで会場のアルウィンに出かけようということで練習が重ねられているのです。

29日、私は本学で県内の管理栄養士の有志の皆さんによる研究会があり、出席する予定です。
できれば応援に行きたいと思っていますが、どうなるでしょう?

サッカー部の皆さん、いい試合をしてください!!


2014年6月22日日曜日

第9回食育推進全国大会 第2日目

第9回食育推進全国大会の2日目です。

今日は健康栄養学科3年生のBクラスが松本大学のブースを運営し、それぞれが栄養教育実習でプランを立て、教材づくりをしてきたものを披露することになっています。

昨日との相違点は、松本大学の7区画のうち1区画で子ども向けのミニミニクッキングをやることでした。
私のゼミの4年生が担当します。

この4年生たちは、昨年度、松本市のレストラン“ヒカリヤニシ”の田邉真宏シェフのご指導をいただいて、小学生を対象としたKids Cookingを2回実施しました。
そのミニ版をこの食育推進大会で実施したいと考え、企画に入れていたのです。

実際には、私は3年生のほうの準備で頭がいっぱい・・・ミニミニクッキングのほうの準備には、抜け落ちがいくつもありました。
田邉シェフと4年ゼミ生にはお詫びをしなければなりません。
シミュレーション不足でごめんなさい!!

昨年度と同じように、子どもたちにはコックコートを着用してもらい、クッキングにチャレンジしていただきました。
マカロンのフルーツサンドとトマトのクリアスープの2品。

1時間ずつ3回実施することにしていましたが、事前に宣伝も、申し込み受け付けもしていなかったので、最初の時間帯に子どもたちが集まるのか心配でした。

第1日目にチラシを配布してもらったからでしょうか、朝から「これをやりたくで来ました」という家族が訪れてくださったときには、ホッとしました。

スタートしてしまえば、子どもたちのコックコート姿はかわいいいので、次から次へとつながっていきました。

松本大学が文科省のCOC事業の採択を受けたときに購入していただいたミニキッチンが大いに役立ちました。

エムウェーブの建物外に設置された共同シンクまで給水タンクと排水タンクをもって行き来してくれた4年ゼミ生は大変だったと思いますが・・・。
ごくろうさまでした。

そんな様子を見ることができたのも午前中のみ・・・お昼過ぎからメインステージで開催されるシンポジウムのコーディネーターをつとめなければならなかったからです。

長野県の企画による「信州の食と健康長寿 ~健康づくりを進める食生活とそれを支える人々~」というシンポジウムです。
著名な服部幸應先生による基調講演のあと、先生にはアドバイザーをお願いし、全国学校栄養士協議会相談役の市場祥子先生、順天堂大学大学院医学研究科の白澤卓二先生、長野県高山村の久保田勝士村長、長野県飯田保健福祉事務所長の佐々木隆一郎先生など、そうそうたるメンバーによるシンポジウムの進行役は、かなり気が重い役目でした。

でも、いいことがありました!

打ち合わせがエムウェーブのVIPルームで行われたので、3階から会場を見下ろすことができたことです!!

ちょうど正面に松本大学のブースが見えました。仕切りパネルの一番上に張った青色の帯がよく見えました。
ブースやミニミニクッキングに人が集まっています。
皆、頑張ってね!!

シンポジウムは少々時間がのびましたが、無事おわりました(ホッ!!) 。
皆さんの主張から教えていただくことも多く、終わってみれば貴重な機会をいただいたと思います。

気の重い仕事が終わって、るんるんと松本大学のブースに戻って学生たちと談笑していると、県の方が閉会式に出てくださいと迎えに来てくださいました。

そうそう、閉会式では(公社)長野県栄養士会の会長代理で、健康づくりに向けての宣言を読み上げるという役目があったのでした。忘れてしまっていて、すみません。

準備の日々を積み重ね、2日間いろいろな方々にであった第9回食育推進全国大会も幕を閉じました。
次年度は、東京都墨田区で開催されるそうです。

2014年6月21日土曜日

第9回食育推進全国大会 第1日目

第9回食育推進全国大会~しあわせ信州 食育フェスタ~の開催です。


松本から大学のバスで会場入りする学生たちが到着する前に会場のエムウェーブで準備を進めようと思っていたのですが、今日行う予定のミニステージの資料づくりに時間をとられ、自宅を出るのが遅くなってしまいました。

会場に入ると、ちょうど学生たちが到着したところ・・・さあ、頑張りましょう!!

手分けして準備を進めているうちに、一般参加者の方々も会場入りできる10時30分になり、人が多くなってきました。

開会式典の入場案内をいただいていたのですが(内閣府の福岡政務官などが参加されるということで、開会式典だけはセキュリティーが強化されており、案内状のある人しか参加できないことになっていたのです)、松本大学のブースの運営が軌道にのるまでいた方がいいかしらと思っているうちに、式典のスタート時刻を過ぎてしまいました。
通りかかる子どもたちに声掛けしているほうが楽しいので、「まあ、いいか!」という感じでしたが・・・。

松本大学の食育SATのコーナーは、大にぎわい。通路向きにセットしたので、人目につくようです。
3年生の皆さん(今日はAクラスのメンバーで運営)、しっかりね!!

昼過ぎには、内閣府の福岡政務官と阿部長野県知事と加藤長野市長がブースを視察されることになっていました。
最初に長野県栄養士会のブース、次に松本大学のブースを回られると、事前に連絡がありました。

ちょうどその時刻、長野県栄養士会はミニステージでシンポジウムをやっており手薄になるため、私も栄養士会のブースにいてほしいと頼まれ・・・長野県栄養士会のブースで対応し、すぐ松本大学のブースに移動し・・・なんだか変ですよねぇ、あの人はなんなの?と言われてしまいそうです。

松本大学のブースの中に設営した、「長野県の長寿の秘訣コーナー」で政務官・知事・市長のお三方は、短冊や付箋に健康への願いや長寿の要因と思うことなどを記入してくださいました。

ありがとうございます!!

その後は、それぞれのコーナーでお客様に対応。

15:00からは、ミニステージで「おいでよ♪ 松代健康タイム ~体を動かす&食べる~」の時間。
出演する健康栄養学科とスポーツ健康学科のメンバーは緊張してその時を迎えたことと思います。
特に、健康栄養学科の学生たちは、事前の練習がほとんどできなかったので、ほぼぶっつけ本番。
それでも精一杯ステージを盛り上げていました。

何と言っても圧巻は、スポーツ健康学科の根本賢一先生のところの3名のゼミ生。
楽しくわかりやすく、体を動かすことの必要性と家庭で座ってできる運動を指導してくれました。

根本研の学生さんたちはフィールドで活動することが多いので、慣れているのかもしれませんが、しばらく前から、夜遅くまで練習している姿をみていたました。
来てくださる皆さんに楽しく学んでもらおうとするホスピタリティにあふれていたのは、「慣れ」の問題だけではないでしょう。

健康栄養学科の学生たちも何かを学び取ってくれたかしら?

根本ゼミのブースは「わたしの体を知ろう!」というテーマで、体組成を測定してから結果の説明とアドバイスをするというコーナーでした。
こちらにもたくさんのお客様が並んでくださいました。
根本ゼミ生の笑顔が素敵です!!」

食育大会ですのに、お世話になりますね。
2日間、どうぞよろしくお願いします!!

そんなこんなで、第1日目は無事終了しました。

2014年6月20日金曜日

食育推進全国大会前日

明日から長野市エムウェーブで第9回食育推進全国大会が開催されます。

長野県が昨年度実行委員会を立ち上げ、そのメンバーになって以来、かなり先のことだと思っていましたが、本年度になってからは、時間にゆとりがないことを実感しつつ、今日に至りました。

この2週間は毎日、その準備に追われた日々でした。

今日は、出展ブースを設営する準備日。

松本大学のブースの運営主体は健康栄養学科3年生ですが、学生たちは、金曜日は授業が詰まっていて出かけられない状況だったため、助手の先生と二人で細々と準備を進めないといけないだろうと覚悟していました。
昨日、事務局の男性陣も加わってくださることが決まり、ホッとしました。

ミニキッチンや体組成計など大型備品を運びこむ必要がありましたし、松本大学は7ブースもいただいていたので・・・。

大学の軽トラックとエスティマとハイエースに荷物を積み込み、シュッパーッ!
(私が運転するエスティマは、私の2時限目の講義が終了してから遅れて出発でした。)

私が到着した15時頃には、すでに周りのブースでは、設営が終わっているところが多く・・・私たちのブースが整った頃には、会場内には人影はまばらとなっていました。

ブースの一角に七夕の竹を置きました。
住吉学長先生はじめ、学内の何人かの方々に短冊にメッセージをいただき、飾りつけました。

多くの参加者が学生の活動ぶりを見てくださいますように!!

2014年6月18日水曜日

食育推進全国大会に向けて準備が進みます

いよいよ、第9回食育推進全国大会の開催が近づいてきました。

私が担当する栄養教育実習では、この大会の出展ブースで発表する栄養教育教材を作成してきました。

先週、今週と出展ブースの設営に関する細かい準備と、ミニステージ「おいでよ♪ 松大健康タイム~体を動かす&食べる~」の時案検討に追われる日々・・・。
通常の授業枠以外で学生の学習の場をつくろうと何かを仕掛けてしまってから、「こんなことやろうと思わなければ、こんな苦労をしなくても済むのに」と思うことは多いのですが、今回も、何回かそんなことを考えました。

助手の先生方はもとより、事務局の皆さんにも苦労をおかけしてしまいます。
学生たちにはそうした裏方の仕事は見えていないだろうと思いますが、そうしたことに気づくことができ、それに応えようとする学生になってくれることを願いつつ、準備を進めています。

出展ブースのうち、学生がグループごとに違う内容で進める「演示コーナー」に名称をつけた方がいいということになり、「楽しむ! 学ぶ! 食から健康へのかけはし」と命名しました。

全く意識していなかったのですが、この大会のサブテーマである

 「健康長寿」は食育から ~食べる、学ぶ、楽しむ“信州の食”“日本の食”~

に通じていて、ちょっと自己満足。

学生たちにはベストパフォーマンスをめざしてほしいものです。

皆さん、6月21日(土曜日)、」22日(日曜日)に時間がありましたら、長野市のエムウェーブにお出かけください!!

2014年6月7日土曜日

3年ゼミ生「食育SATキャラバン隊」デビュー!

私が大学で開催された第8回健康長寿長野研究会に出席して研究成果を発表している頃、私のゼミナールの3年生は、初めて食育SATシステムを用いた活動に出かけていました。

松本市は毎年食育月間の6月に、松本市の東西通路で食育パネル展を開催していました。
例年、私の栄養教育実習の授業では、このパネル展に掲示するポスターを作成し、その中のいくつかを展示して皆様にご披露していました。

今年は、南松本のイオンで開催することになったそうで、松本大学には食育SATを使ってブースを運営してほしいとの依頼をいただいたのです。

食育SATは、ICタグ付きのフードモデルで食事診断することができる機器です。

私が健康長寿長野研究会への出席で引率することができない状況だったため、3年ゼミナール生と事前に練習をしてから、送り出しました。
本学の地域健康支援ステーションの飯澤」管理栄養士さんに引率をお願いしました。

松本市の案内チラシをご覧ください→ https://www.city.matsumoto.nagano.jp/kenko/kenkodukuri/syokuiku/shokuikupaneruten.files/paneru.pdf

14時~16時までの2時間の催しということだったので、30人くらいは対応できるかなと思っていましたが予想の倍くらいの方が立ち寄ってくださったのだそうです。

「松本大学は、こんな活動もしてくれるのね!」と感心してくださった方もいたそうです。
皆、デビューの活動で頑張りましたね! ご苦労さまでした。

第8回健康長寿長野研究会

6月7日(土曜日)、松本大学においてCOC事業による学術講演会として第8回健康長寿長野研究会が開催されました。

信州大学農学部と松本大学、県内の短大の先生方のうち、主として実験研究に取り組んでいる先生方が、研究会を立ちあげていらっしゃいます。
今年は、本学の山田一哉教授が大会長を務められ、本学を会場にCOC講演会として開催することになりました。

本学の大学院の教員がシンポジストを務めることになり、三村研究科長、杉山教授、根本教授とともに私も研究成果を発表させていただきました。

私は会員ではありませんし、実践系の研究発表がお役にのか心配しておりましたが、発表後には質問やコメントをいただくことができました。
山田先生からご依頼いただいた役目はなんとか果たすことができたのかなと思います。

今年から、ポスターによる研究発表の中から優秀表彰3名を選ぶことになったそうで、松本大学人間健康学部の高木勝弘教授、松商短期大学部の川島准教授が初回の受賞者となりました。

おめでとうございます。

山田先生、高木先生の3・4年ゼミ生が運営スタッフとして活躍していました。信大農学部の院生の研究発表などを聞かせていただき、とてもいい学習の機会になったようです。

今後の研究活動への刺激になったこととと思います。

2014年6月6日金曜日

Child-to-Child Approach

松本大学がある新村地区を学区とする中学校に出かけてきました。

この中学校の教頭先生には、以前いらっしゃった中学校で講演をさせていただいたというつながりがありました。
そんなご縁もあったのでしょう・・・給食委員会の生徒の皆さんからの食に関するいろいろな質問に応えてほしいというご依頼をいただいたのです。

現在、中学校は給食週間なのだそうです。
その中で、給食委員会としては、生徒の皆さんがもっている食に関する質問について情報提供をしたいと考えたのだそうです。

給食のコンテナ室の前に、「廣田先生 教えて!」コーナーを設けたり、給食の時間に情報提供したりしたいということでした。

私の研究テーマのひとつが学校における“Child-to-Child”という形のPeer Education。
とても素敵な取り組みだと思ったので、お受けしました。

17時に中学校に伺うと給食委員会の3年生が待っていてくださいました。
皆、とてもしっかりした感じの生徒さんたち・・・給食委員会やクラスの中で出された「廣田先生に聞きたいこと」をまとめて準備をしてくれていました。

ちょうど、運動系の市中大会が開催されている時期で、スポーツと食事に関する質問もたくさんありましたが、中学生らしい様々な質問があって、微笑ましいやら、困ってしまうやら・・・。
「身長を伸ばすための食べ物はありますか?」
「眠気をなくすには何を食べればいいですか?」
「髪の毛をきれいにする食べ物は?」
「給食を食べるとき、何から食べればいいですか?」
「炭酸飲料はいけないのですか?」   などなど・・・。

一人の男子生徒が「あのー、今ここに質問を預かっているのですが・・・」と恥ずかしそうにしていました。
「どんな質問かな? 考えてみますよ」と伝えると、照れくさそうに質問してくれました。
「あのー、胸を大きくする食べ物はありますか?」
そうですよね・・・中学生の男子生徒には、発言しにくい質問ですね。

誇大表現は避けたいと思いますし、とらえ方によって説明が変わるもの多いので困りましたが、できるだけ慎重に応えていきました。
「給食のとき、何から食べればいいですか?」・・・この質問にも、食文化的な観点から応えるのか、太っている子あるいは食の細い子向きに応えるのかで、説明の仕方は変わってきます。

きっぱり言い切れないことが多く、委員会の生徒の皆さんにとってはシャキッとしなかったかもしれません。
委員会の「廣田先生 教えて!」の掲示板にまとめにくいかな? 食べ物は「よい」「悪い」に区分できるものではなく、食べる人の特性や食べるときの条件や様々な環境などで変わるということを分かってもらうことも必要だと思って応えました。

生徒の皆さん、ご苦労おかけしますが、きちんとした情報をChild-to-Child方式で伝えてください。楽しみにしています。

帰り間際にひとりの男子生徒に「管理栄養士をめざしてみませんか?」と勧めてみました。
「僕、生物バイオ関係の大学に行こうかと思っています」との答え。
管理栄養士の卵のゲットは失敗でしたが、そんなことに関心のある子たちが給食委員になってくれているとすれば、うれしく、頼もしいことです。

頑張ってね!!

2014年6月2日月曜日

第68回日本栄養・食糧学会最終日

6月1日 学会最終日、気持ちのいい晴天です。

午前中は、「食育を支える科学とは―基礎から応用の科学まで」というシンポジムに参加しました。
食育を推進するための、また、食育に関する学術研究を進めるためのフレームワークに関するディスカッションが展開されました。

食育のエンドポイントをどう考えるか・・・
いろいろなところで食育に関連したお話をさせていただくとき、私は私なりに考えていることをお伝えはしますが、この点に関しては様々な意見があるところです。

都市部で食育について研究等を進めていらっしゃるシンポジストの先生方のご意見を聞いていて、長野県における状況というのは少し違うのかもしれないと感じました。

6月に長野市で食育推進全国大会があるので、そこで、また考えるチャンスがあるでしょう。

ランチョンセミナーに参加して着席したところで、昨年3月まで松本大学大学院健康科学研究科研究科長を務められていた村松宰先生にお会いしました。
北海道にお住まいで、学会プログラムにもお名前があったので、お会いできるかしらと思ってはいましたが、こんなにバッタリとお会いできるとは思っていませんでした。

隣に座って少しお話させていただきましたが、松本大学のことを気にかけてくださっているご様子でした。

午後からは、新しい食事摂取基準に関するシンポジウムをじっくりと聞きたかったのですが、自分の研究発表の時間帯と重なっていて、最初の30分くらい聴講しただけでした(とっても残念!!)。

このシンポジウムをめざして参加されていた方々も多かったと思いますし、私が発表するセッションは学会プログラムの最後の部分に組まれていたため、会場に来てくださった方が少なく、少し寂しかったのですが、村松先生も聞きに来てくださっていました。

座長を務めてくださった国立健康・栄養研究所の梅垣敬三先生は、以前一緒の研究チームでお世話になった先生。全然畑違いの研究分野であることを存じ上げているので、このセッションの座長というのは、なんだか申し訳ない感じがしてしまいました。
学会運営者ではないので、私が申し訳なく思うこともないのですが・・・。

発表終了後、梅垣先生から、おもしろい知見できちんとまとまると、全国でも役立つ研究成果ではないかとおっしゃっていただきました。
そんなコメントをいただき、とてもうれしく思いました。あわただしい中、苦労してまとめた甲斐がありました。

私の発表は終わりから2つ目。余裕を診て、19時発のフライトを予約していました。
早々に、学会場を後にしましたが、新千歳空港には早めに着いてしまいました。
空港で少しのんびり~!

羽田空港につき、東京に出て新幹線に乗り長野駅についたのは23時を過ぎた頃でした。

明日は授業があります・・・すぐに通常モードに戻らないと!